知識は武器になる
最近僕が法律について学び直している理由があります。過去に働いていた企業からの未払い金に関しての問題が起きたからです。未払い金に関しては一件落着しましたが、当時は企業から理不尽な理由を並べられなかなか給料がもらえない状況でした。そのとき、法律の知識がすごく大切だと感じました。
知識は武器
過去にメンターが教えてくれたこの言葉の意味がよく分かりました。今後、仲間や家族を守る為にも知識はつけておかなければいけないと思いました。
そういった経緯もあり、法律が関わるニュースがよく目に留まるようになりましたが、最近立て続けに大手企業のグレーな行動が目立ちます。
①メガバンクの政策保有株
“メガバンクの三菱UFJファイナンシャル・グループと三井住友ファイナンシャルグループが政策保有株として持っている株を売却することを検討している。”
と言うニュースがありました。
まず政策保有株とは、他企業同士でビジネス関係の強化や、安定株主の確保などを目的に他企業同士で持ち合っている株のことです。
しかしながら、この株はあまり良いとはされていません。理由としては
・協力関係であるから、仲間企業を優先した判断をしてしまうこと。
・政策保有株の売買などがあった場合、投資家からしたらその動向が分からないこと。
・政策保有株の急な売却があり相場が下降したとき、市場が混乱し不安定要因になりかねないこと。
があります。
今回のニュースでは特に問題を起こしているわけではなく、大手メガバンクが多くの政策保有株を持っていたことが判明した件が問題視されています。
②メガバンクのインサイダーリスク
“三菱UFJフィナンシャルが企業の経営戦略に関わる非公開情報を顧客企業の同意を得ずに共有していた。”
と言うニュースも今朝報道されていました。
非公開情報を知るというのは情報漏洩につながります。この情報は企業の経営戦略に関してのものなので、知ることでその企業の今後の相場予想が可能になります。仮にこの情報が世間に漏洩した場合「インサイダー取引」が可能になってしまいます。このリスクを回避するべく、監視委員会は三菱UFJファイナンシャルグループに対し行政処分を行うよう金融庁に求めている状況です。
③トヨタの自動車認証不正
こちらは6/3 に報道されたニュースです。
“大手自動車会社のトヨタが型式指定申請で不正があった車種の出荷停止を受けた。”と言う内容になります。
型式指定申請の不正とは、車の部品は年を重ねるごとに古いものは価値がなくなっていき安くなってしまいます。実際に車を売るときは正しい部品で作っていることを証明する為に型式認証を取得しなければいけません。しかし、古い型式でも新しい型式だと偽って適正な値段で売っていなかった場合不正になります。
④まとめ
3つのニュースを取り上げましたが、どれも大手企業で日経平均や株式に大きく影響してきそうな企業です。大手企業になればなるほど、不祥事はすぐニュースになってしまいます。しかし、このニュースだけでは確実に悪いとは判断しきれません。しっかりとニュースを分析し今後、この大手企業がどのような対策をしていくのか、予測していくことが大切です。
仮に自分が会社をやっていた際に知らずに法律違反を犯さないようする為にも知識は付けておくことが大切だと思いました。
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