コミュニケーションとしてのブログの使い方〜日経COMEMOイベントレポート#3〜
今週は、4月3日に日経のCOMEMOでこんなイベントに行ってきました。
講師は、アジャイル・メディアネットワークの徳力さん!
ブログ創生期にブログを書き続けていて、アルファブロガーという立ち位置を確立された方です。実は、僕がブログを始めたきっかけは、徳力さんのこのブログを見てから少しワクワクを感じたからです。
noteを始めてから今、ざっと5ヶ月経ちました。ネタとしては、「本の書評」「イベントレポート」「ニュース」を取り上げて、自分が思うことを書きなぐってきました。そもそものスタートはこの記事を読ませてもらって、ビジネスマンとしてどうブログをツールとして生かすのかと考えていた時に、勇気をもらってスタートしたのがきっかけ!だけど、やって行きながら、徐々に書きづらさが出てきているなぁと感じていた、つい最近。
そんな時に、「noteやブログ、SNSを仕事にどう活かすか」というテーマで徳力さんがお話しされるということでこれはいきたい!自分アップデートできる!と思い、参加してきました。
結果的には、腹落ちがすごくしました。それを皆さんにシェアできればなと思っています。
情報爆発時代だからこそ、アウトプットファースト
最初のお話は、情報が爆発している時代背景から、自分たちはこれからどういう立ち振る舞いをするべきなのかをお話しされていました。
これは皆さんもすごく実感があると思うのですが、やっぱり情報が爆発している時代ですから、その情報を一人で全部処理することは無理ですよね。
昔は、情報は有限な存在(新聞とかテレビとかラジオとか)だったので、その分、その情報を持っていることで上下関係も成り立っていたし、貴重なものだったように思います。それが企業の中での文化形成にも役に立っていたし成り立っていた、けれど、インターネットのおかげで情報格差がなくなりはじめていて、検索してしまえば、すぐにその情報にリーチできてしまう状態になっています。そして、その情報はすぐにアップデートされていってしまうため、発信した時点からすぐに古い過去の情報として位置づけられて行ってしまうのです。
企業としても過去には、クルマのテクノロジーとしてのノウハウ、アプリについてのノウハウ、広告出稿やマーケティングのノウハウ、などなど数々のノウハウを企業内に溜め込んでいました。しかし、グローバルで見たときにそのノウハウにのみ頼りすぎているといずれ取り残されて行ってしまうことはよくあることですね。つまり、ノウハウを中にためていても外に発信をしていないと結局見つけてもらえず、その結果、誰からも選ばれない状態になることも多くあります。そして、そのノウハウもその時点のままアップデートがなされないと選ばれなくなっていくこともその通りですね。
だからこそ、アウトプットをすることが重要であり、そのアウトプットからさらにコメントなどをいただくことでインプットとなり、アップデートがなされていくサイクルを作れるのではと思います。
ブログはメモか、コミュニケーションか、メディアか
ここも非常に腹落ちしたんですが、ブログがどうしても進まない理由。
それは、書く人がメディアとして捉えてしまうことで、
「ちゃんと読まれているんだろうか」
「ネタは何を書けばいいんだろうか」
「ちゃんと1000字以上書かないといけないんだ」
などなど、自分を記者のようにどんどん追い込んで辛くなってしまい、更新していかなくなってしまう、そのまま遠くなって書かなくなるという負のスパイラルになることが多くあるとのこと。
今、ちょうど僕の認識でメディアになりかけてきていたところでした。
最初に徳力さんのブログを見て、よっしゃ「メモメモ」と思ってスタートしたんですが、ちょっとずつ見られているって実感していくと、文章が読みづらくないか、もっとインパクトのある内容にしなきゃとか勝手な使命感に駆られてしまってきていて、、、。
でも、そうやってハードルを上げてしまっても、誰かにそういった期待をしています!といわれたわけでもなく、自分が周りから認識され始めた時に、ちょっと欲を出しすぎていたところが大きな要因でした。
まあ、みんな認められたい!なんて気持ち出ますよね。類にもれず、自分もです。
ここでの学びとしては、ブログをプルの「コミュニケーション」ツールとすることでした。
気になった話題をブログやSNSで紹介したり、コメントでコミュニケーションしたり、議論したい相手を創造して書いたりすることがポイントで
決して、ページビューなど追い求めようとしてもしょうがない、1人でも話を聞いてくれればいいじゃないか!という期待値の設定を低くすることが重要です。
個人の発信がメディアなみの力を持つこともある時代
情報爆発時代だからこそ、発信してもしょうがないじゃないか?なんて思うこともあると思います。だって、埋もれてしまうし無駄な作業ではないかと。
しかしながら、これもインターネットが情報の時間軸を変えてしまったのだと思います。何が言いたいかというと、ネットの世界にアーカイブされているといつの日か見つけてもらうことがある、ということです。
つまり、その場限りの情報ということではなく、ロングテールに残っていける情報であるということです。確かに新聞や雑誌、テレビにラジオはその瞬間の情報でしかなかったですが、今、インターネットは検索すれば出てきます。
この構造も提供側が思惑通りに情報提供ができた時代と受領側が情報を取捨選択できる時代になっているからこそのメリットにもなるでしょう。
ただ、ポイントは自分の身近な人に得たものを共有したい、会社のメンバーに、友達にということが回りまわって、業界に、市場に、となっていくはずです。
まずは、自身のメモでそれを使ってコミュニケーションするツールとして書き始めるのがいいと思いました。
この記事を読んでくださった皆さん!どうもありがとうございます。このブログはみなさんにシェアしたい内容を書きなぐる感じになると思います。 公開メモみたいなものですので、スキボタンを押していただいたり、SNSでシェアしていただければ嬉しいです。コメントもお待ちしてます。