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エッセイ If you‘d Like,could you shake my hand? 先生 握手していただけますか?




閲覧ありがとうございます

おはようございます こんにちは こんばんは


うつ病になってから 人生は大きく変わりました
私はアレルギー体質なので 自己免疫疾患も いくつかあります

先ず眠られない
不安が常に頭の中にある
初めの頃は お薬の副作用に怯えていた

仕事ができない
今あるお金が底をついたらどうしよう

鬱症状が強かった時は
家事全般できなくなりました

現在は主治医の先生を始め
多くの医療従事者さんのおかげで
絶望地獄から漸く這い上がれました

良き出逢いもありました

何度も書いていますが
主治医の先生に恵まれたのが
回復に大きく寄与しています

コロナの前ですが 不安が高まったり 気持ちを落ち着かせたい時
診察室で色々ご相談させていただいた最後に 言ってました 

恥ずかしいから 先生に拙い英語で

If you’d like, could you shake my hand ?と
先生 宜しければ 握手していただけますか?

先生は多くの外国語を話せる知識と惻隠の情に満ち溢れていらっしゃる
高潔なDoctor

満面の笑みで

Of course , Yes と仰って 快く両手で
もちろん いいよ

その度に 谷川俊太郎の 詩 生きる の一文
【手のぬくみ】を実感していました


そして 安心をいただき 心が温かくなりました


本当に 人と環境 の 大切さが わかっていきました

そして肯定される嬉しさ

先生から どれほど灯りを照らされ続けて いるでしょう

不安な時 何度も何度も 言いました

If you‘d like,could you shake my hand ?
先生 宜しければ 握手していただけますか?

of  couse ,yes
もちろん いいよ

安心して 嬉しくなった私は

Thank you . I‘m very happy
ありがとうございます とても嬉しいです と

泣きながら 握手していただきました

嬉し涙は あたたかかったです

先生の 手のぬくみ のように





先生 わたし 生き抜くから


【 加 筆 】

 あまりの不安に押しつぶされそうになった時
 私は勇気を振り絞って 先生に握手を求めた

 先生は男性だけれど 男性恐怖症の私は
 先生の高潔さと徳 仁 を感じとっていた

 だから躊躇なく 先生に安心を 安全を
 そして優しさというぬくみを与えて頂いた

 鬱病になる要因は凄まじい事があったが
 それがなかったらこんなにも高潔な先生に
 出逢えなかっただろう

 先生の手のぬくみは 生涯私の心が覚えている
 そのぬくみは母のぬくみのようであるから











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