木製玩具『もくロック』がすごい

今年の初めにあったとある展示会で目にした木製玩具『もくロック』が凄いんですよ。

ぶっちゃけ言ってしまえば、LEGOを木で作ったものです。

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で何が凄いかというと、これだけの細かいものをこれだけの精度で木を加工することが凄いんです。

木は無垢材と言って本物の木が使われています。要するに木の塊をNC工作機という機械で削ってこの形にしているんです。

もちろんNC工作機で精密な加工をすることは特に凄いことではないかもしれませんが、木でこれだけの加工をするのはとても大変なんです。普通にやったらこんなに綺麗に加工できません。

木で細かい加工をしたことがある人は分かると思いますが、刃物で木を削ると欠けたり、焦げてしまったりするんですよ。

それが、このもくロックでは見られません。

で、このもくロックを製作しているのは山形県にある株式会社ニューテックシンセイという会社です。

この会社は、電子機器製造を行なっている会社なんです。なので、普段はもっと細かい加工をしている会社です。納得。これ、木だけを扱っている会社では到底製造できる代物ではありません。

使用されている木材は、山形県産の木材。地元山形県の木材を使って何か出来ないかと考えてできたものだそうです。

素晴らしいです。

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私はこの製品にはかつて技術大国日本と呼ばれていた時代の技術者の矜持を詰まっている気がします。

現在、海洋汚染の問題からプラスチック製品を見直す動きが生まれています。このもくロックはまさにプラスチックの代替え品になっています。そういう意味でこれからもっと注目を浴びるかもしれません。

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というわけで

日本の木+日本の技術で生まれた木製玩具もくロックの凄さを伝えてみました。


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