優しさに触れる。

社会人になって
慣れない環境に悪戦苦闘している。
学校で習ったことが役に立つ
タイミングはまだ出てきていない。

精算をする為に電卓を使うが
上手く使えないし、
足し算ですらパニックになって間違って
自分って本当に何もできないのでは？と
不安になり思わず退勤7分前に涙がでて
お手洗いへ駆け込んだ
そんな社会人生活1週間目。

仕事を終えて、なかなか時間が合わず
寄れていなかったお漬物屋さんへ向かった。

そのお漬物やさんは昨年から通い、
美味しすぎて家で私もぬか漬けを
始めるきっかけをくれたお漬物やさん。
いまではぬかを混ぜる事が毎日の習慣で
わたしはきっと、
ぬか漬けをきっかけに料理をする事が
好きになったし、おいしい！って
言って食べてくれる姿を見るのが
好きになった。
後は、構想と実行を短時間で行う事ができて
更に、マインドフルネスをフル活用できる
こんなに健康にも良くて、脳にもいい活動は
私は他にないと確信している。

そして長くなりましたが
今回書きたいことは
仕事で嫌な事があっても、
周りの人たちからの優しさに
触れる回数の方が遥かに多い事。
ぬかを育てている最中に、
間違えた分量の塩を入れてしまって
今までのぬかをダメにしてしまった。
それを最近はなかなか行けていなかった
お漬物やさんへ報告しに行くと
明日ぬかあげるからとりにおいで！
おっちゃん待ってるからな！と
気さくに言って下さる。
次の日感謝の言葉を添えて
お漬物今日も買って帰ります!と言うと
昨日も買ったんやから、ええんやでと
言ってくれた。若い子がぬか漬けを家で
作ってるって聞いて
おっちゃん嬉しいんや〜って、
私が好きで初めて、教えてもらって
ぬかまでいただいているのに
嬉しいって。
わたしは
温かい言葉、人柄の良いおっちゃん
美味しいお漬物。
こんなお店を大切にしたいと思う。
そして私も人に対してそう思われるような
人になりたいと思う
仕事の話を気にかけてくれるママや
お姉ちゃんにあんちゃん。
家にあるテレビを大きいのに変えてサプライズで脅かそうとしてくれる優しさとか、
ヴィーガンの私に合わせて実家に帰るとき
置いててくれる野菜や、湯船に浸かれるように
お湯をためておいてくれる。
実家にいる時は当たり前の事だと思っていた
家事もままはシングルマザーになって
慣れない仕事から帰ってきてから
当たり前にやってくれていた事が
私も今やっと働き始めて、お金の大切さや
自炊、家事の大変さに気付かされる。
ありがとうと何度言っても足りないから
ちゃんと私なりの返し方で返していきたい。
毎日当たり前の事が当たり前じゃないことに
気付かされる。
私の周りに居る人たちはとても
暖かくて、優しい。
そんな環境に居れることに感謝する.