みつこ

素直になれない作業療法士

みつこ

素直になれない作業療法士

最近の記事

ボランティア活動によって得られること

働き方について模索し続けているここ数年。 管理職となり5年以上経ったが、いまだに自信が持てず働き方の正解を探している毎日。 私の仕事 ”作業療法士”は、病気や障害を持って初めて出会う職種と言っても過言ではない。 作業療法の考え方が大好きなのに、専門領域でないとなかなか作業療法と触れ合えないのは勿体無いなあと感じていた。 そんな色々なモヤモヤが積み重なって頭が一杯一杯に。 少しでも視野を広げるために、ボランティア活動を始めてみることにした。 一つ目は、横浜市のガイドボラン

    • ドラマ『いちばん好きな花』を観て考える

      ずっとモヤモヤしていた事をこのドラマをきっかけに思い出した。 美容院のカットモデルとして声を掛けてくれた男の子。 私は元々美容師になりたかったので、美容師の友人が出来る事が嬉しかったし話を聞ける事にワクワクしたので、時々ご飯に行く関係になった。 出会った当初私はパートナーとお別れしたばかりで、恋愛をする気もないと話もしていた。 好意を寄せてくれてるのかなぁと少し感じていたが、こちらにはそんな気はないし決定的な言葉も特に無い。思わせぶりにもならないように、一定の距離を取る

      • インド 女一人旅行記④ バラナシ

        ブッダガヤで過ごした時間までは、元気だった。 水にはかなり気をつけていたが、インドの洗礼を受けてしまった。 夜中お腹が痛くて眠れず、下す日々。 慣れない土地で寝不足気味なことなども影響しただろう。 最悪なコンディションの中でスタートしたバラナシ。 ガンジス川で見た朝日はあまりにも綺麗で、体調のことは忘れていた。 ぼーっと沐浴している人を眺める時間。 暑くなければ、何時間でも瞑想していたい空間だった。 夜は礼拝儀式プージャを見学。 ヒンドゥー教徒にとって聖なる川、ガンジ

        • インド 女一人旅行記③ ブッダガヤ

          一番行きたかったのが、ブッダゆかりの地。 ブッダが悟りを開き仏教を広めた所、"ブッダガヤ"。 世界中の仏教のお寺があり、多様な宗教の方が住んでいる。 のどかな田舎町、貧しい生活の方も多くデリーとは雰囲気がガラっと変わる。 今回6日間付いてくれたガイドさんの地元でもある、ブッダガヤ。貧困層が多く、学校に行けない子供も多いそう。 仏教の寺院が多いが、ガイドさんはヒンドュー教だ。もちろんヒンドュー教や他宗教の寺院もある。 ガイドさんは、お父様が日本寺で働いていたらしく、子供の

        ボランティア活動によって得られること

          インド 女一人旅行記②

          無事、搭乗手続きも終わり、JAL直行便にてデリー空港に出発。 インドでは、乗客の2%にPCR検査が行われている。 昔からくじ運がいいと言われていた私。 「選ばれたら嫌だなぁ、でも選ばれてもみたい。」と矛盾した気持ちを持ちながら、映画を見ていた。 すると、CAさんから「O様、申し訳ありません。ランダムPCR検査に該当されました。」と声がかかる。やはり、引きが良い。 今回は乗車率が50%だったようで、私含めて3名が選ばれていた。 デリー空港に到着、検査場所に誘導される。 個

          インド 女一人旅行記②

          インド 女一人旅行記①

          コロナ禍の生活で心身ともに疲弊していましたが、制限が少しずつ緩和され5類に移行されると決まった時、これはインドに行くしかない!と導かれるように航空券をゲットしました。 夏休みにしては早い時期だったしインドに行きたいっていう友人は少ないため、カンボジア以来の一人旅を決行するに至りました。 女の一人旅は危険と有名なインド。 英語もろくに話せないため、一週間フルでガイドさんにお願いしました。 結果、お願いしてよかった!!! 鉄道乗るのもややこしいし、客引きや物乞いがいっぱい

          インド 女一人旅行記①

          33歳にして、自分のトラウマに気づく

          昔から自分に自信がなかった。 容姿は誉めて貰える方だし、仕事は役職についてそこそこ認められ働けている。家族は適度な距離感だが仲が悪いわけではないし、友達は多くはないが良い人たちに出逢えているし、周りから見たら恵まれていると思う。 なのに、時々どうしようもなく孤独・絶望感に襲われる。 そんな時、元恋人に出会った。 その人は、"毒をはらんだネガティブな言葉を使う人"だった。 色々限界が来てお別れしたが、度々連絡が来ていた。次こそは分かり合えるんじゃないかと連絡を返し、会ってし

          33歳にして、自分のトラウマに気づく

          ロックバンドに救われた話

          ※別のアカウントで2021年に書いた記事を、こちらに再投稿しています 作業療法士の国家試験受験は10年ほど前で、ちょうどその頃からサンボマスターを聴くようになった。 聴くようになったきっかけは覚えていなくて、正直特別好きだった訳ではない。 国家試験に向けた勉強は、集中力の乏しい私にとってはもう経験したくないと思うくらい苦痛であり、家族が談笑してる声を勉強中に聴くたび涙が溢れそうになる夜もあった。 そんな中、サンボマスターの曲を聴いて救われた夜が何度もあった。 特に、"でき

          ロックバンドに救われた話

          第5回公認心理師受験に至るまで

          こんばんは。みつこです。 新型コロナウイルスが流行し、働いている施設もクラスターになりました。職場の同僚や施設の利用者が、どんどん心に靄がかかっていくのが分かりました。そして、自分自身も感染者対応に従事した中で罹患してしまう事などもあり、終わりの見えない戦いに疲弊している状態でした。 コロナの影響はしばらく続くと分かっていたため、自分のためにも皆んなのためにも出来ることはないだろうかと模索していた時、『公認心理師』というものを知りました。 公認心理師は心理系資格で初の”国

          第5回公認心理師受験に至るまで

          真面目に生きてきたら、辻褄が合わなくなった

          初めまして。高齢者施設で作業療法士として働いている『みつこ』です。 通信簿にはいつも『協調性がある』と書かれていて、”我慢強い=自分のいい所”だと思っていました。「皆んな嫌がることも私は大丈夫」だから、長所なんだと受け入れて30年以上生きてきましたが、限界を越えた時辻褄が合わなくなり、どうしようもない状態になっていました。 管理職としてのプレッシャーとコロナ禍を経て心身のバランスを崩しながらも、仕事は休むことなく働いてきました。周りから見たら普通に仕事を出来ていると思いま

          真面目に生きてきたら、辻褄が合わなくなった