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ブラジルで黄熱病のワクチンを受けた話


黄熱病(Yellow Fever, Febre Amarela)をご存知ですか?

中南米の風土病で、蚊が媒介します。約100年前、かの野口英世も研究し、そして亡くなりました。2022年現在はワクチンがあります。研究に携わられた全ての方々に敬意を表したいと思います。

さて、黄熱病に対するワクチンを入国条件としている国があります。どの国から上陸するかによりますが、その一つがコロンビア。黄熱病が発生したブラジルからの越境者にワクチン接種を義務付けています。

今回、ブラジルからコロンビアに渡航するので、黄熱ワクチンを受けてきました。その記録を残します。リオデジャネイロの場合ですが、今後、同じように渡航される方々のお役に立てれば嬉しいです😉

ワクチン接種までは2工程です✌🏼


1、事前予約

▼予約はこちら

https://civnet.anvisa.gov.br/app/viajante/login?wicket-crypt=tyOGBPCUUOU

リンク切れの場合は"ACESSO DO VIAJANTE ANVISA"と検索してください。

まず、旅行者情報を登録します。リンク先で"Cadastrar Viajante "を選択して、個人情報を入力し、仮登録します。まもなくメールが届くので"clique aqui"で本登録します。指定されたlogin情報(私は名前と数字の組み合わせでした)と、設定したパスワードを入力してログインしましょう。

次に、予約をします。"Agendamentos"を選択し、接種を希望する場所・日時を選択します。予約が完了すると、確認メールが届きます。予約完了です👍🏼

▼私はCENTRO ESPECIAL DE VACINAÇÃO DR ALVARO AGUIARを選びました🙂

RUA EVARISTO DA VEIGA 16 所在
Teatro Municipal(市立劇場)の隣

▼接種センターの入り口はこちら

少しわかりにくいですが、
RIO PREFEITURAの青い看板を目印にしてください

なお、私は接種8時間前の予約で打ってもらえました😉🫶🏼

2、接種センターにて

まず、警備の方へワクチンを受けにきたことを申し出てください。例えばこんな感じです🙂

Bom dia. Queria tomar a vacina contra a febre amarela, por favor. 
「おはようございます。黄熱ワクチンを受けたいのですが。」

その際、予約完了時に届いた確認メールも提示すると楽です。受付に案内されます。

次に、受付で同じように挨拶します。余談ですが、ちゃんと挨拶するのがブラジルで気分良く過ごすコツです。そして、旅行の証明書"Comprovação de viagem"パスポートCPF(ブラジルの納税者番号)を提示します。
なお、「旅行の証明書が無いとワクチンは打たない」とのことです。私はExpediaの領収書を紙で提示しました。
どのワクチンを打つか、登録した個人情報は正しいかを確認する書類にサインを求められます。正しければサインしましょう。これで受付は完了です。待合室で順番を待ちます。

10分ほどで呼ばれました
紙に印字されている日時は正しくありません

そして、処置室に入ります。再び、どのワクチンを打つか確認されます。黄熱は"Febre Amarela"、英語では”Yellow Fever”です。アレルギーの有無、治療中の疾病があるかどうかも聞かれます。
私は、問診後すぐ、左上腕三頭筋あたりに、立った状態で、黄褐のような色の液体を注射されました🥲
問診した人から黄熱ワクチン接種証明書(イエローカード)を受け取りましょう。"CERTIFICADO INTERNACIONAL DE VACINAÇÃO OU PROFILAXIA"と書かれています。なお、リオの場合、証明書の色は白でした。日本のは黄色ですね。

以上で、黄熱ワクチンの接種は完了です。
証明書が有効になるのは接種から10日後です。渡航までに余裕を持って受けておきましょう!

なお、ワクチン接種は税金でまかなわれています。なので今回の支払いはありませんでした。

ブラジルからコロンビアに渡航する方々のお役に立てれば嬉しいです😊

(おわり)

表紙:Ed Us on unsplash

追記)
副反応、注射された部位に筋肉痛のような違和感がありました。接種から2日後のことです。

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