図書館はもう夏休み

ようやく桜が咲いてくれた4月。私たち図書館員はすでに夏休みのことを考えています。

というのも、読書感想文に向けておすすめの本を選び、特集を用意して、参考になるような冊子を作るため、7月までたった3ヶ月しかないからです。

特に苦戦するのが、おすすめの本。
中学生も読みやすくて、感想文を書きやすい本を
小説に偏りすぎないように選んでいます。

定番の「西の魔女が死んだ」や「窓際のトットちゃん」などは、何も考えずにおすすめします。
一方、最近の本はしっかり悩んで、私たちも読んでからおすすめしています。

自分たちの中学生の時に何を読んだか思い出しながら、どんな本に興味を持ってもらえるか。

私は、ミステリーとエッセイしか読まないので、うっかりすると趣味の偏りが出てしまいます。
東野圭吾と出会ったのは、中学生の時だけどある程度読書に慣れていないと難しいだろうな。
お仕事系のエッセイは、社会人が仕事に向き合う姿勢の参考になるけど、中学生も楽しんでもらえるだろうか。でも職業選択の幅を増やすため、いろんな仕事を知って欲しい。

うっかり大人の気持ちで読んでしまうと、大人のためのリストになってしまう。
気持ちを中学生に戻して、一冊づつ選んでいます。
図書館で見かけたら、ぜひ手に取って参考にしてもらえると嬉しいです。

今日の気になった本