自分の中にもう1人の自分がいるみたい

 私の中にいるもう1人の私が、「お前なんかいなくて良いんだ」って責めてきて、もう1人の私が「そうだよね、私なんか生きている意味ないよね」って諦める。そうすると現実の私は涙が止まらなくなる。

最初は悔しかったパワハラもいじめも、されなくなればきっと治るんだと思ってたら違った。私はそれによってもう1人の私が生まれた。その私が消えることはなさそうだ。そして厄介なのは、もう1人の私が死んでも構わないと諦めてるところだ。

元気な頃はあいつらが悪いと思えてたし、自分の悪いところも修正出来た。でも今は自分が悪いとしか思えないし、悪い所しかないからいい所を作ろうと思ってる。じゃないと私なんかに意味は無いから。

教習所の指導員をやってるものだから、よくいい人と思われるけど、私はいい人じゃない。私なんかよりみんなの方がずっと価値があって、そんな素敵な人たちに悲しい思いをして欲しくないからみんなの為に必死になってる。何かあった時に替れればいいけど出来ないから必死なだけで、自分なんかには本当は優しさもない。

この間「完璧主義ですね。」なんて言われて腹が立った。あなたからしたら完璧主義に見えるだろうけど、私は0スタートだから頑張りたいだけで、完璧なんか目指せる人間じゃないわっておもった。人の事知らないで自分のイメージで私を固めるな。でも私だからそうやってやってくるんでしょうね。

私のことを知ろうともしないで勝手に言わないで欲しい。

逆に言えば…ちゃんとわかって欲しい。

いじめられてもパワハラされても「お前が悪いんでしょ。」って言われ続けたから、でも、それでもその人を責めなかった私を褒めて欲しいし、死にたいと思う私を許して欲しい。

私なんていなくてもいい。でも生きてるから何とか生き続ける。せめて人の役に立ちたい。そんな風にしか生きられない私を許して欲しい。