氷茶で知る お茶の旨みと苦味
氷茶:溶ける氷から抽出されるお茶
先日、氷茶という存在を知りました。
ほんの少しの茶葉の上に氷を乗せて30分待つ。
染み出してくる、ほんのり緑がかったお茶をすするというもの。
なんてシャレた味わい方なんだと。
早速、自宅で試してみました。
お茶は少しの量しかないから、しっかり味わなければと、集中していただきました。
思わず茶葉までも飲んでしまったけれど、とてもやさしい甘み。
これが茶葉本来の味なんだと、初めて、ちゃんとお茶を感じられたように思います。
でも実は、初めにつくった氷茶は失敗しました。
どうやら茶葉の量が多かったようで、飲んだ瞬間、「苦!!!!!!」。
いや、本当とんでもない苦さなんです。
これがカテキンかと、お茶の苦さ、渋さを改めて実感です。
昔は薬として飲まれていたというのも納得ですね。
こんな、日本茶のいろいろな楽しみを教えてくれたのは、この本です。
主人公のたんぽぽさんが、日本各地で出張カフェをするお話です。
茶葉もお水も、器も、できる限り現地で調達。
日本茶の、その土地に合わせた手法で煎れるお茶は、飲む人の心をあたたかくしてくれる。
シェーカーを使ってつくるお茶や、お茶を使ったフルコースまで、このお話を読んで、お茶の楽しみ方って本当にたくさんあるんだなと知ることができました。
しかも、ご自身でカフェを営んでらっしゃるということで、なんて素敵な生き方。
また大好きな本が一冊増えました。
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