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学級経営で使える小技3選

こんにちは,HARuです。今日は「私が実践してこれは効果があるなと思う学級経営の方法」についてのお話。

今回の記事は学級経営についてのちょっとしたテクニックです。

・日直じゃなくて週番制度
・SHRを担当する子どもの名前は書かせないで貼る
・席替えは子どもの意見を聞きつつ教師主導

という3つについてお話しします。お時間ありましたらお立ち寄りください。

では,いってみましょう!

①日直じゃなくて週番制度

私は,現在,「日直」というシステムを敷いていない。その代わり

週番システムを採用している

週番とは席が近いもの同士の班をひとまとまりとし,1週間,日直業務を担当するというシステムである。

少し話は変わるが,学級では,「日直」というシステムが用いられているところが多いのではないだろうか。(少なくとも私の知っている範囲では「日直システム」が多い)
よく分からない方のために簡単に説明させていただくと,いわゆる,学級の雑務を一手に引き受ける仕事だ。
それを日替わりで担当するので,「日直」と呼ばれることが多い。
私も以前は,この「日直制度」をよく活用していた。
日直はたいてい,席順で行われる。隣に座ったもの2人1組でその日その日の,細々とした業務にあたるのだ。
例えば,
・朝や帰りのショートホームルームの司会
・学級日誌の記入
・移動時の教室の電気消灯
・欠席者一覧の作成(このあたりは学級担任によって違うと思う)

など一つ一つはそれほど大変では無い仕事ではあるが,全て集まるとなかなかの仕事量である。
担任によっては,仕事に抜け漏れがあった場合,翌日も日直をやり直させたり,そのまま次の日の日直に仕事が流れたりする。
個人的には,仕事に抜け漏れがあることは避けたい。特に中学校は日誌の記入内容などで授業の様子を把握したり,後日,欠席者等の確認をする際の資料の一つとして学級日誌を活用したりするからだ。
しかし,この日直というシステム。やり直しをさせるのは中々かわいそうなのである。
何がかわいそうなのかと言えば,現在,学校では未だに男女が隣に座ることが多い。そうなると,日直は男女ペアなわけだが,正直,中学生男子の多くは仕事をしない。厳密に言えば,仕事を忘れる。そのフォローを女子がするのだが,いくらなんでもたくさん抜け漏れがあれば,どんなに完璧な女の子とはいえ,仕事にぬけが生じる。その状態でやり直しとなると,女の子にとっては「悪夢再び」だ。男子に仕事をさせたくても,強く言えないタイプの女の子もいる。結局,自分が尻拭いをして,日直を終わらせる。そんなパターンを幾度となく見てきたし,実際に今でもその状態である。
教師は何もしないのか?!というお叱りの声を受けそうであるが,もちろん,男子生徒へ個別に指導はする。しかし,中学校教師は常に子どもたちに付きっきりという訳にはいかない。自分が見て把握できることの指導はできるが,細々した仕事全てを担任が指導することは出来ない。(私個人の力不足も大いにあるとは思うが💦)

そこで,週番制度の出番だ。

これは多くの子どもたちが日直業務を担当することで,複数の目で業務をチェックすることができる。さらには,男子生徒も自分一人では無く,他の男子もいるため,仕事を分担して行うことが出来る。単純に今まで2人で分けていた仕事を5〜6人で分けるのだ。仕事の負担は大いに減る。
そして,これを1週間実施してもらう。私は抜け漏れがあった場合はさらに1週間仕事を延長して行ってもらっているが,ほとんどの場合,子どもたちは最初の1週間だけで仕事を終える。(もちろん,たまに複数週間,週番を実施している班もあるにはあるが😅)
子どもたちには年度当初にこの方法を伝える。さらに,仕事の抜け漏れがあった場合,翌週もやり直しになること,他の生徒(週番以外の生徒)が仕事を手伝っても良いこと,週番が学級内で一周したら席替えをすることを伝えてある。

日直も週番も両方実施してみたが,週番制度の方が,子どもたちへの負担も少なく,学級内の仕事も自分達で分担して実施してくれるという実感がある。

もし,未経験の方がいらっしゃったら,ぜひ次年度にでも実施してみてほしいシステムの一つです。

②SHRを担当する子どもの名前は書かせないで貼る

私の知っている範囲では,朝や帰りのSHR(ショートホームルーム)の担当者名を前の黒板右端に記載する。日付,曜日,日直といった形です。
ドラマなどでも見ることがあるので(最近のドラマは全く見ないので分からないが💦)見たことがある方も多いのでは無いでしょうか。

結局のところ,全面黒板に,子どもたちにチョークで名前を書かせるか,そうでない方法を取るかという話。

私は年度初めに子どもたちの名前のマグネットを作成し,それを貼る

そうすることで,名前の文字の間違えや乱雑さが目立たなくなります。誰だって,自分の名前を間違われたり,雑に書かれたりしていい気持ちはしないでしょう。
名前を書かせるという選択をする担任の先生がいれば,そこまで気を使う必要があるのです。
・名前が丁寧に書かれているか
・ひらがな,略字など使われていないか
・そもそも名前の漢字に間違いはないか
などチェック項目や増え,担任も子どもたちも負担が大きくなります。
だからこそ,常に綺麗で,正確な状態のマグネットを貼るだけにしているのです。
今のところ子どもたちにとっても負担の軽減になり,かなり好評。
(ただし,年度初めはやらなくてもいいことをやるので,仕事量が増えるというのはデメリット。ただ,年度初めに作成してしまえば,1年間は活用できるので,その時間対効果をどのように捉えるかはその人次第だと思います。)

③席替えは子どもの意見を聞きつつ教師主導

これは以前の記事で詳細に書きましたので,そちらをご覧ください。

簡単に言えば

1 子どもの意見をアンケートで集約
2 それをもとに教師が座席表を作成
3 学級委員と複数の目でチェック
4 全体の前で発表

という4ステップです。私が特に大切にしているのは,1と3。
子どもたちの意見や子どもたちの目線というのは,大変参考になります。
特に中学校では担任がいない時間の方が長いのです。そうなると,アンケートが,子どもたちが互いをどのように思っているのかという指標なのです。
今後の学級経営等をしていく上でも貴重な資料になることは間違いないでしょう。
特に最近はタブレット端末の導入により,アンケートの実施,集約がとても簡単になりました。
方法については後日別記事で書こうと思っているので,楽しみにしておいていただけると大変ありがたいです。

というわけで,3つの小技をお伝えしてきました。
何か,一つでもお役に立つものがあれば幸いです。
特に2〜3年目の先生方に実践していただけるといいのではないでしょうか。
(初任の先生は,右も左も分からない状態でしょうから,まずは勤務校の先輩方の方法を真似て,それでもうまく行かなければ,この方法もぜひ試してみてください。もちろん,最初から試してもいいのですが,教育界はあまり新しい方法を受け入れるのが得意ではない方も多いので,その辺りはお気をつけください💦)


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