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会議で提案を通すための方法

こんにちは,HARuです。今日は「人間は正しいことより楽しいことを優先してしまうもの」というお話。

会議などで
正論よりも感情論が優先されることってありますよね。
誰の目に見ても,A案が正しいにも関わらずB案を選んでしまう。
なぜなら,人は「正しいよりも楽しい」を優先するからです。

では,いってみましょう!

何を言うかよりも誰が言うか

同じような話に「何を言うかよりも誰が言うか」というものがあります。
同じ提案内容でも,自分が言ったことは通らないのに,他の人が言ったことは通ると言った場合ですね。
そこで,「どうせオレの意見なんて…」と腐ってしまうのではなく,なぜ提案が通らなかったのかを分析してみましょう。

考えられる原因は
・根回しが不足していた
・普段の言動が悪い
あたりでしょうか。

・根回しが不足していた

会議などで提案を通そうとするとき大切なのは「根回し」です。
こういう話をすると,
ウラから手を回して意見を通すことが重要なのか?!
正々堂々正しいことは正しいと主張すべきだ!
とおっしゃる方もいらっしゃるでしょう。

全くその通りです。
根回しなどせず,正々堂々正面がぶつかっていくのが本来の姿でしょう。
海外ではそのやり方が十分通用すると思います。
しかし,ここは日本です。日本では,特に教員の世界では残念ながら,いわゆる昔ながらの風習が強く残っています。
提案を通す際に反対する人の多くが

「オレ(私)は聞いてない!」

と言います。
「おっしゃる通り,だって,この会議の場で初めて提案したのですから。」
と言い返したらもう大変。その提案を通さないように相手の方から反論や矛盾をつかれてしまいます。なぜこのような事態が起こるのでしょう?
それは

根回しが不足しているから

もう少し詳しく言うと

キーパーソンに対する事前説明が不足しているから

でしょう。
会議にはキーパーソンがいます。特に学校で行われる職員会議には複数のキーパーソンがいることが普通です。その方々に事前に事前に提案内容を説明しておくのです。

そんなことをしなくても提案に正当性があれば提案は通るはず!
私も以前はそう思っていました。
しかし,前述した通り,自分がその提案を事前に知らされていなかったことに不満を抱き,反対をされる方もいらっしゃるのです。
そして,その方々の発言力が強ければ,いくら主張に正当性があっても通らないという事態が起きてしまいます。それは,あまりにももったいないと思いませんか?

・普段の言動が悪い

これは難しいところではありますが,自分の過去の言動を振り返って,人の非難ばかりしていないかということです。
多くの方は自分が協力してもらえたから,相手にも協力しようとするのです。
あなたが協力をしなかったり,人の意見に否定的な発言ばかりしていたのでは,当然,あなたのステキな提案ですら通りにくくなってしまうことは間違いありません。
以前ご紹介した

この本にもありますが,一番成功を収めるのは「ギバー」(自分から積極的に人に協力し,与える人)なのです。ですから,少しずつ,自分の利益よりも相手のことを優先して考えて行動するクセをつけてみてください。そして,社会の多くの人は「マッチャー」(ギブ&テイクのバランスを取ろうとする人)ですので,あなた自身も助けてもらいやすくなると間違いなしです。


正しさより楽しさ

さらに言えば,人は正しいことよりも楽しいことが好きです。
例えば,学生時代の勉強。
毎日机に向かって数時間勉強をすれば成績が上がる可能性は大いにあったはずですが,テレビ,ゲーム,マンガなど楽しいことの誘惑に負けて,なかなかそうは行かなかったはずです。
このように正しいと分かっていることでも,「楽しい」と感じることには逆らえないのが多くの人なのです。

人に行動してもらうには
「いかにその活動が楽しく,あなたにとってメリットがあるか」
ということを念頭に置いて,提案し行動してもらわなければならないのです。

どれだけ素晴らしい内容の提案や活動でも,楽しさがなければ人は動きません。
さらに言えば,
・強制より共感
・完璧より前進
を求めていくとより人は動いてくれやすいでしょう。
(この二つの言葉はどこかで聞いた話なのですが,記憶が曖昧でご紹介できません💦申し訳ありません)

・強制より共感

強制されることは誰しもやる気が起きません。
子どもの頃言われた「勉強しなさい!」と同じですね。
やろうという気持ちがあっても,そう言われたらやりたくなくなる。
このような現象を「心理的リアクタンス」と言います。

人は自分で選択して行動したいという欲求が強い生き物だそうです。
だからこそ,強制されるとあえて反発してやりたくなくなるということなのですね。

・完璧より前進

どんなことでも完璧はありません。常に不完全。常に進化を続けるものです。
この時期,教員は通知表を記入します。
そこには「所見」と呼ばれる子どもたちの普段の様子や学習について記載するものがあるのですが,自分でいくら「完璧」に仕上げたつもりでも,多くの人からチェックを受けると,間違いなく「直し」が入って手元に戻ってきます。
完璧に仕上げようと必要以上に時間をかけて悩み,全く仕事が進まない状態よりも,不完全かもしれないけれど,まずは前進して内容を書き終えてしまうことの方が大切です。
前進するからこそ見えてくる問題もあります。さらに,前進したからこそ完璧へと近づくことができるのです。

少し話がそれてしまいましたが,結局のところ

人は正しさでは動かない

ということなのです。せっかくのあなたのステキな提案を多くの方に理解し,実行してもらうためにも,ぜひ今日のお話が参考になると嬉しいです。


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いつもお読みいただいている皆様,ほんっとうにありがとうございます。

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