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子どもの体調不良時、母の勘は鋭くなる。その②

 次女は生後1ヶ月ごろから乳児湿疹がひどく悩まされていました。

沐浴のときは固形石鹸を使い(液体・泡石鹸は固形石鹸に比べ洗浄力が高く肌が荒れやすいため)、保湿に努めていましたが一向に良くなりませんでした。流石に治りが悪すぎると思い一度小児科で診てもらうことしました。

 すると乳児湿疹にしてはひどいね、と言われステロイドを出されました。
「またステロイドか…」とわたしはうんざりしていました。

でもまだ次女はこの時生後2ヶ月ほどで離乳食も食べておらず、母乳と人工乳しか摂取していませんでした。乳アレルギーとも考えましたがなんとなくそれも違う気がする。でも絶対アレルギーはなにかあるはず…と思いましたが検査をしてくださいとは強く言い出せず、塗り薬だけ受け取り帰宅しました。

(ちなみにこの時の小児科は長女のときに心無い言葉をかけられた先生のいる小児科です。医師が当番制だったためこのときは長女のときとは違う先生に診てもらいました。家から一番近い小児科だったので、嫌だったけどなんとなく行ってたんですよね…。今はもう行っていませんが。)

 ステロイドを塗ると嘘のように肌はきれいになり安心していたのもつかの間、塗るのをやめるとまたすぐにひどくなりました。
 ステロイドをもらういに行くために通う小児科…そうこうしているうちに次女は川崎病にかかってしまい入院することになりました。(この話はまだ別で書きます。)

 入院先の病院でも皮膚科で次女の肌を診てもらいましたが特に何も言われず。
同じようにステロイドと保湿剤が出されて終わりでした。

 退院したあとも良くならず、私は荒れた次女の肌を見るのが辛かったことや産後のワンオペや次女の入院が重なったことで産後うつっぽくなっていました。

 先に結論を話しておくと、次女も卵アレルギーを持っていてそれのせいで肌荒れが治らなかったのです。
 離乳食もまだはじまっていないのに卵アレルギー?と思った方もいらっしゃると思います。私もその一人でした。なぜ離乳食も食べていない赤子が卵アレルギーを発症したのか…。順を追って話しますね。

 こんなに肌荒れが治らないのはおかしい!次女の荒れた肌を見るのに耐えかねた私は長女のときにお世話になったアレルギー専門の小児科に連れていきました。

 先生に診てもらった瞬間、「この子アレルギーだよ。放っておくとこれからもっとひどくなるしアナフィラキシーや喘息を引き起こすから早く検査しよう」と言われました。
 そして「なんでもっと早く連れてこなかったの」とも。

 その先生曰く、小児科ではあまりアレルギーの検査をしたがらず小児アレルギーに詳しい医師も少ないらしいです。(なぜなのかはこのとき詳しく聞けませんでしたが)

 すぐに血液検査をしてもらい、1週間後結果を聞きにくと長女と同じで卵アレルギーということが判明しました。

なぜ離乳食もはじまっていない赤ちゃんが卵アレルギーになるのか。

原因は母親の母乳です。

私は母乳と人工乳の混合で育てていました。

母乳は母親の血液でできています。血液は母親自身が摂取した食べ物からできています。私が普段の食事で卵を食べているため、卵のアレルゲンを含む血液が母乳となり、その母乳を飲んでいる次女が卵アレルギーを発症した、ということです。

このことを聞かされた時は衝撃でした。
母乳は赤ちゃんの免疫力を高めたり、必要な栄養が全部揃っているとてもいいものだと聞いてきたので、まさか母乳せいだとは考えもしませんでした。

 私はもうしばらく母乳育児を継続させたかったので、完全に卵の摂取をやめることにしました。 
`母乳からの卵の摂取がなくなったことと、ステロイドの塗り薬をしばらく続けたことで
次女の肌荒れがぶり返すことはなくなりました。

 そして、私が当初感じていた『絶対アレルギーはあるはず』という勘がまともや当たりました。(長女の時を含めて2回目)

そしてやっぱり母親の勘は当たるのだと確信した3度目の出来事が起こるのです。

その③に続く。

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