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「シュミじゃないんだ」

こんばんは。
先日、ようやく手に入れた三浦しをん先生の「シュミじゃないんだ」読み終えました。

今は亡き、あとり硅子先生のイラストが表紙です。そして、所々にイラストと、サイレントシアター(台詞のないマンガ)があります。
あとり硅子先生は、繊細な絵柄で楽しいマンガを描かれていて好きでした。

そして、この本を読むまですっかり忘れていたのですが、三浦しをん先生は心底ボーイズラぶを愛しておられるのですね。
そして、「一章⚫︎きみには見えるか?あの星が」で書いているボーイズラブにおけるカップリングについての考え方が、「うんうん!」と頷くことしかできませんでした。
私はカップリング固定派なので、三浦先生のリバーシブル嗜好にはついていけません。
でも、小説を読んでその作品の中にカップリングを見つけてしまう、腐女子的思考には同意しかありません。

文章講座を受講していたとき、一緒だった人に「もしかして、三浦しをん先生好き?私も。なんとなく文章から察した」と言われたことがあります。
私が勝手に、三浦しをん先生に親近感を持っているのですが、それがやはり滲み出ていたのかも知れません。

この本が出版されたのは、2006年です。紹介されているボーイズラブの作品は、懐かしいものが多いです。
しかも!この本を書いている当時の三浦先生は、18歳とのこと!驚きました。

読んでいた当時より、すでに18年経ちました。しかし、三浦先生がボーイズラブを語る熱量は変わりません。
あとがきに「ボーイズラブの実作に取り組んでみたが、難しかった」と書かれている。
その17年後に書かれた「墨のゆらめき」には、感動しかありませんでした。

この記事に詳しくは書きました。
「墨のゆらめき」は、かなり好きで何十回も読み返しています。電子書籍で買ったおかげです。

私もこういう優しい話が書きたいです。

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