物事に適切に対処するためのコツ

要領や効率のいい人とそうでない人ってやっぱりいると思うんですね。

とは言え人それぞれ向き不向きとか生来的な性質の差などもあり、
あることには力を発揮できても別の何かがダメということもある。

要領や効率を単純に考えることはできないのですが1つだけ、
どんな人でもある物事に直面した時、適切に対処するコツがある。

考えるべきこととそうでないことを最初に明確化し、
ざっくりと割り切ることです。

そもそも個人差はあれ、大抵の人には一定のパターンを繰り返した時、
それを1つのプログラムとして確立し無意識的にほぼ自動で、
物事をこなせるようになる機能が脳に備わっています。

つまり上限値に差はあれど過去の自分と比べるなら繰り返すことで必ず、
現在、未来の自分はよりうまく物事に対処できるということです。

で、どんな人も1日の中で決まったパターンが存在するはずで、
それを1つのプロセスとしてまとめ繰り返すことで、
プログラムとして確立すればほぼエネルギー消費無しで行える。

そうなれば後は能動的に考えなければならないことにエネルギーを注げる、
能動的に考えたこともまたプロセスとしてまとめられるだけまとめて、
プログラム化することでまたエネルギー節約になりまたと。

適切に、しかもエネルギーを使わずに対処できることが増えていく。

しかしそれを邪魔するものが存在する、
皮肉なことですが意識的に考えることです。

無意識のプログラムは考えずに実行されれば最大限の力を発揮しますが、
下手な考えを挟むと適切さや効率が激的に落ちる。

例えばスポーツとかでそれまで当たり前のようにできていたことが、
変に意識するようになってできなくなるなど経験したことないでしょうか?

意識は複雑なこと、例えば未来などまだ定まらないものを予測したり、
より俯瞰的に広い範囲を認識し考えたりすることを可能にする。

ですが、言い換えればそれは物事を複雑にするということでもある、
一定のできるだけ単純化されたパターンがプログラム化したものは、
突然意識的に差し込まれる複雑性を処理することができず。

繰り返しになりますが適切さや効率が落ちるのです。

特に現代は精神的な面においてほんとに複雑な時代だと思うんですね。

ネットという価値観の坩堝に幼い頃からつながっている人も多く、
様々な思想や意見に直面し時に精査し考え、時に影響される。

引いては現実への言動にも少なくない影響を与える、
あらゆる物事に直面した時にどうすれば正解なのか、
どのように対処すべきか迷うこともあでしょう。

その迷い等が絡み合い物事をどんどん複雑に変えていく、
パターン化することが難しくプログラム化されたものを解体し、
また1から作り直すということを頻繁に大抵は無自覚に強制される。

それは使用するエネルギーが膨大になるということでもある、
頻繁に強制されるプログラムの解体と再構築に加えて、
複雑さを増していく人間社会の性質も加わった結果。

意識的にも無意識的にも物事に対する適切さが失われていく。

なので、先に話したようにまず考えるべきこととそうでないことを、
しっかりと明確化し割り切ることです。

どれだけ優秀な人であれ現代のような複雑化した社会の中で、
あらゆることをまんべんなく適切にこなすことは難しい。

ですから考えないと決めたことは考えずプログラムとして確立し、
無視できない不利益や問題が生まれるまで放置しておくと良い。

多少の不備や違和感、意見等の相違はあるものとして割り切って、
今、一番対処すべきだと思うことのみに意識を集中する。

考えるべきこととそうでないことの境界線をまずはっきりさせ、
プログラム化する(できる)ものとそうでないものを分け、
きちんと向き合うことができればどんなことであれ。

ある程度は、向いていることならかなりの精度で、
適切に物事に対処していくことができるようになるでしょう。

逆に言えば適切に対処できない時は自覚的かどうかはともかく、
下手に物事を複雑化しすぎている、その範囲も広げすぎている。

このことは頭の片隅にでも置いてみてもらえると、
現状をうまく改善できると思います。

ぜひ試してみてもらえればと思います。


では、今回はここまでです。
ありがとうございました。

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