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頭を使ってやるべきこととそうでないこと

何かしら望む結果を出したい、得にこれまでにない新しい結果を。

そう思った時に頭を使って考えるべきことと、
頭を使ってはいけないことがあります。

頭を使うべきなのは自分の価値観や信念、望みなどから見いだせる、
方向性とそれを実現するためのざっくりとしたプロセスを考えること。

スキルや熱意がなくても結果が出ないだけですみますが、
方向性だけは間違えると結果がマイナスになり得るからです。

極端な例えですが北海道に行きたいのに沖縄の方を向いていたら、
どれだけ移動してもたどり着けませんよね。

むしろ移動手段が優れていればいるだけ間違った方向に進みすぎて、
気づいたら前より目的地から大きく離れてしまうことになる。

これは他のどんなものでも同じで最初にどの方向を向いて、
どのように進んでいくかを考えることは望む結果を出すために、
何をおいてもしなくてはならない重要なことなのです。

ここを頭を使わず妥協して決めてしまえば、
運良く方向が合ってたとかでもない限りは、
ほぼ必ず後になって後悔することになる。

場合によっては取り返しのつかないことになりかねません。

方向性は誰にゆだねることなく自分の頭で、
納得できるまで考え抜くことが必要。

で、方向性を決めたら次は進んでいくのに必要な知識を学んだり、
実践してスキルを身につけたりするわけですが、
この段階になったら今度は頭を使わないほうが良くなります。

というのも、人は自分が知っていることしか考えられません。

まだ定まってない未来とか判明してない未知のものを、
想像という形で考えていくこともできるのですが、
それも今自分が持っているものを元に考えられる範囲に限る。

だけど、特にこれまでにない結果を求めている、
新しい分野に挑戦するとかこれまでより上を目指すという場合、
そこは自分の知らないことで構成された未知の世界です。

その世界に足を踏み入れ生き残っていくためには、
今の自分の先入観や価値観、常識や知識などはむしろ邪魔になる。

治安の良い場所で生きてきた人が治安の悪い場所に、
良い場所の常識のまま無防備に足を踏み入れるようなものです。

自分がこれまで経験したことない新しい場所で生き残る鉄則は、
先導の残したものを先入観などなく素直に受け入れ実践し、
最低限生き残る力をまず身につけること。

それができてはじめて自分なりのやり方を考えたりできるようになります。

と、ここまで頭を使うべきこととそうでないことについてお話しましたが、
これが逆になっている人って結構多い。

方向性を決める時は誰かの言葉などに流されてしまいがちなのに、
行動する時は自分の常識や価値観からくる先入観を優先してしまう。

その結果、そもそも何の成果も得られない場合もあれば、
成果を得ても精神的に満たされない状態が続いたりする。

そういったことを避けたいと思うのであれば、
頭を使うべきところとそうでないところは、
きちんと見極めるのが大事。

このことはぜひ意識してみてもらえればと思います。


では、今回はここまでです。
ありがとうございました。

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