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成果が出る場合とそうでない場合の『どうやったら』と『なぜ』の違い

『どうやったら』できるのかと『なぜ』できるのかというのは、
同じように思えますが大きな違いがあります。

どうやったらというのは基本的には答えを求める思考です。

例えばビジネスで成功したいと思った時に、
やり方や具体的なテクニックをまず求める、
どうやったらできるのかを探すのです。

対して、なぜできるのかも同じようにやり方等を求めますが、
その一歩奥の原理まできちんと把握することをします。

で、この違いって時間がたてばたつほどより大きくなっていく。

というのも、どうやったらの裏側がわからないと、
正しくそれを実行することがまず難しい。

やり方やテクニックにある意図や目的が理解できてないので、
表面的な形が何となく整っているだけという場合が多くなるからです。

テクニック等を学んで成果が出ない場合の原因はほぼこれだと言っていい。

仮に理解できないまま本質まで再現できて成果が出たとしても、
今度は想定外の事態がおこった時に対処できない場合が多い。

やり方とか具体的なテクニックって基本的には、
想定された状態であることが前提のもの。

ある環境とか状況に対してある決まった手順を踏めば、
一定の結果が出ることを保証するものです。

逆に言えば前提が崩れるとただ同じ手順を踏んだだけでは、
同じ結果が出ることはなくなります。

この時、きちんとなぜできるのかまで理解していれば、
変化した前提に応じて柔軟にやり方等を適応させることができる。

自分でいくらでも新たな道を作り出せるのです。

ですが、どうやったらできるのかまでしか知らないと、
他にできることがないので道は2つしかありません。

なぜできるのかまできちんと理解しようとする道か、
また新しいどうやったらの答えを探す道です。

前者は自身の根本的な成長を目指す道なので、
苦しい時や思うようにいかない時もあるでしょう。

それを乗り越えて成長すれば自分で道を作り出し、
望む結果を能動的に引き寄せる道がひらけます。

後者はうまく望む答えが得られなければ、
現状を改善できず挫折してしまう。

運良く答えが手に入って持ち直したとしても、
また想定外の事がおこれば答えを探すはめになって、
見つかるかどうかで現状が決まる不安定さから抜け出せないのです。

なので、もし長期的に能動的に成果を出し続けたいのであれば、
なぜできるのかまできちんと把握することは意識してみてください。

物事はより深く知れば知るほど様々なことに通じるもの、
表面的にはわからなくても裏ではつながっていることが見えて、
より多くのことを知りこなすための大きな力になりますよ。

先に話したように柔軟に物事に対処できる力も身につくので、
ぜひ実践してみてください。


では、今回はここまでです。
ありがとうございました。


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