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#117 旬を過ぎてもお目に掛けたかったんです、これ!


実を言うと、あまりみなさんのお目に留まらなかった記事があります。

クリスマス直前に投稿しようと、下書きのまま温めていたビデオがありました。ところが下書きを始めた12月12日という日付の投稿となり、新規の投稿として表に出ることなく埋もれてしまいました( ;∀;)

来年のクリスマスまで待たずに観てくださると嬉しいのですが‥‥

元唄は Shrek (シュレック) の挿入歌として有名になった「ハレルヤ」。曲が素晴らしいので、カバーと言っても、歌詞を変えて別の意味を持たせているアーティスト達も多いようです。つまり替え歌ですね。

このクリスマスバージョンの中で歌われたイエスキリストの降誕のものがたり。
それを私の別記事で紹介した、イギリスのおばあちゃんの編み物で繋げたのがこの毛糸屋さんの店先の Nativity (降誕劇) でした。

ビデオのなかのイエスさま降誕のシーンが編み物で再現されています


この記事を書いた時になにかが片手落ちな気がしたのです。この降誕のシーンを紹介したかったのですね。
私が紹介したサンタさん以上に、この Nativity (降誕劇) を編んだもののほうがよりイギリス的だな、と私は感じます。
この情景の編み物による再現は、ありとあらゆる村のクリスマス前のクラフトフェアで目にしてきました。

私は編んだものは持っていないのでお見せできなかったのですが、今日やっと見つけたので、ちょっと補足したくなりました。

ほんとはこっそりと記事に補足をしようかな、と思ったのですが、そうするとやっぱり上の記事みたいに見つけてもらえないな、と思い、こんな蛇足な投稿をさせてもらってます、あしからず。

我が家にあるのはフェルト手芸の (ニードルフェルトではない) 降誕シーンです。来年のクリスマスにご紹介できればと思います。


さて、イギリスの年末年始で決定的に日本と違うのは、New Year's Eve (大晦日) のカウントダウンのためのパーティーです。
ずっと子どもの居る家庭だった我が家にはこの習慣はまったくありません。子どもたちは日付が変わる時間まで起きていませんし、夫も夜が早い人だからです。

私のイギリス生活で年に一度「せつなく」なるのが毎年の1月1日0時に町のあちこちからパンパンパンと上がる花火の音でした。
町の浮かれた歓声が余計に自分と対照的で、年に一度の憂鬱の時。

阿倍仲麻呂が「天の原~、ふりさけ見れば‥‥」と望郷の念を詠った情況を想い、同じセンチメントに浸りたいのに、バンバンバンとは何ですの!

この時ほどパンパンパンの代わりに「ゴ~~~ン」という除夜の鐘の音が聴きたいと思うことはありません。

年が明けて、自然の遊歩道を散歩する家族は多く、すれ違いざまに普段の「Hello」の代わりに「Happy New Year!」と言い合います。

この時だけは立ち止まって双方がお辞儀をして「あけましておめでとうございます」と挨拶をし合うことがやたら恋しく思えるのです。


私は今年は早く年明けの新たな始まりに心をセットしたいと思い、家じゅうのクリスマスの飾りを片づけました。

でも本来イギリスでは1月6日までは飾っておくものなのです。

閉店後の誰もいないお店を外からちょっと撮ってみました。

これは中でも食事できるお総菜屋さん
家庭的な感じのレストラン
お花を片づけたお花屋さん

まだクリスマスの余韻を惜しむかのように、イギリスではまだこんな感じです。


旬を過ぎたのに「なんだぁ?」と思われた方、
私の頭のなかがまだ「今年の抱負は」とか「心新たに」という日本人のシャキっとした背筋の伸びる感じにいたっていないのかもしれません。

とはいえ、通常の暮しが明日から始まります。

私がキャッチフレーズのように「がむしゃらの真逆を生きる」と言っているのは、
怠惰でもいいと思っているわけでもなくて、
本人はかなり大真面目にゆるく生きてます。

2022をどんな感情が行ったり来たりして、どんな色がついて行くのでしょうか‥‥
これを読んでくださっている皆さんとのご縁を大切にしていきたいです。





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