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真夜中に見たもの

夜中に暑さで目を覚ます。食いしばりをしていたようで、右あごに痛みがあり、腫れている。エアコンをつけて、ゴロゴロする。すぐには寝られない。

どれくらい経ったのだろうか。
目を瞑っていると、モノクロの動画を見ている感じで、自転車に乗っている人が動いている様子が見えた。右の方向へ進んでいる。
薄暗くて動きが荒く、昔の映画のフィルムのような動き方をしている。ただ、動き自体は速い。どんどん場面が変わっていく。
そして、ほんの少し明るくなったり、元の暗さに戻ったりして、自転車が見えたり見えなかったりして安定しない。

今、確かに、目を瞑っているはずだが、このような映像を見ている。

そのうち自転車に乗っている人が全く認識できなくなり、森のような場面が現れる。次々に木に見える何かが生えていく。その勢いは止まらず、右の方向にどんどん森が広がっていく。

やがて映像は消えて、ぼんやりとした白い光と黒い影の勢力争いが始まり、光がゆっくり動きながらだんだん暗くなって、最後は真っ暗になった。

目を開くと部屋の壁が見えた。ライトの消えた部屋で見る壁の方が、先ほど目を瞑っていた時よりも、少し明るく見えた。

夢を見ていたわけではないが、脳は何を見せたかったのだろうか。
眠りに落ちる直前によく似た体験をすることがある。
もしかしたら、瞑想などで同じような状態にすることができるかもしれない。

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