えびの京町温泉
京町温泉
宮崎県の西部、熊本と鹿児島との県境に位置するえびの市の西方にある京町温泉。
泉質が好きで時々行っている。あまり硫黄臭はしない透明泉で、熱すぎず、自分のこのみだ。
京町温泉は、昔は相当賑わっていたそうだが、今は温泉旅館は5箇所くらいしかない。
その中で京町観光ホテルによく泊まる。ここの露天風呂が気に入っている。24時間入れるのもいい。
部屋はシングルやツインの洋室、和室がある。家族風呂が二つ、空いていれば使える方式。大浴場と前述の露天風呂がある。
ヒノヒカリ
食事は特にご飯がうまい。えびのはヒノヒカリという品種で全国的な賞も取っている名産地。ついついおかわりするくらい。
夜は近所に居酒屋等がある。
食事処は
洋助
うまくて安い。地元の人とも会話したりする。
オヤジがいいキャラ。
村いちばん
こちらもうまくて安いが量がすごい。一人二人では何品も頼めない。
慶珉(きょうみん)
街の中華屋さん。野菜や麺にこだわっている。餃子もうまい。
スナックもけっこうあるが、一人だいたい3,000円以内。たまに2,000円と言われて驚く。
焼酎を持ってお参り
京町に行くと、必ず寄るのが、金松法然。1777年に亡くなった金松法然は亡くなる際に、自分の墓に酒を持ってきて、一つだけ願い事を言えばかなえてやると言い残したそうだ。
その墓所が廟のようになり、多くの人がお参りするようになったらしい。金松法然は栗下地区の山中にあり、その下の長谷(ながたに)ストアでお参りセットが入手できる。
地元の焼酎明月のワンカップの大小、5合瓶、一升瓶があり、お参りもしくは御礼の熨斗がまかれ、ろうそく1本と線香1束、塩と米が適量ビニールに入っているものと一緒に売っている。
筆者はこれまでに息子の合格など6回くらいお礼参りに行っている。友人も先日お礼参りに行っていたから、割と願いが叶うのではないかと思う。
京町温泉への期待
筆者は京町温泉が好きである。温泉がよい。食事もよい。金松法然のようなパワースポットもある。そしてなにより景色がよい。夏の緑、秋の紅葉、冬の静けさ、春の花々と四季折々の眺めが楽しめる。
しかし、少しもの足りなさも感じる。
例えば「宿」。経営者たちは若い人たちに世代交代しつつある。悪循環もあるのかもしれないが、もう少し洗練されてほしい。接客、設備、食事など、あと少し、お願いしたい。
良い泉質の温泉という大きな魅力があるので、それを最大限に引き出してほしい。批判になってしまいそうなので、これ以上は言わないが、もったいないという思いがあるのだ。
ある地元の方が、他所の施設を利用した経験値が少ないのではと言っていた。年中無休、感染症以前からの不景気感もあればなかなか難しいのかもしれないが、ぜひ経験値は増やしていただき、良いところをどんどん取り込んでほしい。
温泉に入って、おいしい食事をとり、スナックでカラオケ歌って帰るというのは実は京町の人にとっては日常的な話かもしれないが、一般の方には非日常的体験である。それがスムーズに体験できる京町のポテンシャルはとても大きいと筆者は考えている。
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