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「ワールドノイズ」の解説

概要

ケチャップ王国のキャラクターをポジショニングマップにして作成していたら、新しい設定が思い付いたので作曲しました。

まずこれが、ケチャップ王国キャラクターのポジショニングマップです。
ツールはこちらを使わせていただきました。https://www.positioning-map.com/

ケチャップ王国キャラクター ポジショニングマップ

ケチャップ王国の本編から番外編(せんべい、お茶の子、その他短編)の主要キャラクターを揃え、横軸を年齢、縦軸を感情で表しています。

緑の線が1章、青の線が3章、オレンジの線がお茶の子、黄色の線がせんべいと、作品ごとにキャラクターを線で結んでいます。キャラクターの色はイメージカラーで、ツール内で表現できる範囲で表示しています。

緑枠の四角は裏篭村編で登場する暦子になります。キャラクターはピンク、まああの辺りにピンクが集中しているのは「お色気キャラ」の位置づけということでしょうね。紫が多めなのは年齢やプライドの強さが影響し、そのまま強キャラの位置づけと考えていいでしょう。

そしてポジショニングマップに「シェイザー」と呼ばれるキャラがいます。4章で登場するのですが(まだ小説で書いてない)、今回の曲はそのキャラのテーマとなります。雰囲気としては、未理や天地のようなテーマBGMとは違い、「水雷屯」や「裏と表の空間で」のようなテーマBGMです。

4章の概要を深く書くと本筋から逸れるため、簡潔に書くとすれば、異世界にUMA(未確認生物)が現れ、ゼファーやレミューが対抗するといった形になります。シェイザーはふたりの幼なじみでありながら、味方でも敵でもない中立の立ち位置になっています。

そのため、曲調は不安定でありながら素早いテンポと場面展開となり、他のテーマBGMよりも癖のあるものになっています。

SoundCloud

※おまけのオーケストラバージョン


楽器パート

音源は今回は様々、愛用のAvengerをベースとして、SampleTankやNexus2を使用しています。

・Lead - LD Pw Lead
開幕のパートをハモらせている。
・ArabianLead - Nexus2 Fantasy And Dream - SY Arabian Nights 2
バイオリンの前、神秘的な音を出してくれる。アラビアンっぽいかというとそうでもない。
・Violin - SampleTank3(ST3)
いつもの。
・Gu Zheng - 古箏 グーチェン
天地にも用いられるやつ。ST3に内臓されている音源にはお箏もあるが、音質が良くないためにこちらが使われる。(こう考えてみると、ケチャップ王国の世界観って謎よね)
・FantasyBell - Nexus3 Fantasy And Dream - SY Fantasy Bellpad 3
AvengerのBell音源では物足りないときに使われる。リバーブの強いファンタジーベル。
・Chord M (MとはMulti Instrumentの略)
○Arp - Square
開幕のパートのみ使われるアルペジオ。ピポパポなってる。
○SQ - SQ Call Me Euro
ユーロビートで用いられるシーケンス。ここのリードとピアノの音が扱いやすい。
・Bass - BA Future Basic 2
ベコベコいってるやつ。おそらくはFuture Bassで用いられるベースなのだろうが、そこまで好きではないジャンルのため、単純に音の好みから選んでいる。
・Drum - Trance 1
いつもの。

曲調の補足

BPMは177で、Bbマイナーで珍しいほどではない。実はいつものようにFマイナーから作り、途中でトランスポーズで強引に下げている。

さらには、元々せんべいBGMとして作っていたつもりが、途中からワールドノイズ編として扱うようになった。曲の雰囲気を楽器で一気に変えているため、世界観を文章で表すとなると難しい。(単に好きな音を揃えただけというのが正しい)

楽器のジャンル幅が広いことからワールドというテーマに寄せてはいる。それでもテンポが177とハイテンポであるため、ワールドを表現するにしてもおおよそ限定されるわけだ。

開幕のパートは手なり。Fマイナーでピコピコさせれば、せんべいBGMの原型に戻すことができる。Bbマイナーに下げたことで、ややダークチックに。

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というより、今回も手なり。王道進行を習作していたときのような学習はほとんどない。自分にとっての好きな流れを知ってしまったために凝り固まり、同時にトレンドや人気な曲調を毛嫌いしている感じではある。

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これが古箏からFantasyBellパートまでのコード進行。前半分2回ループと後ろ半分2回ループ。上が普通のコード進行で、下がメロディーを加えたコード進行。こう見ると、メロディーがコードから外れて、(適当ではないが)メロディー自体が流れを持っているのが分かる。これがいわゆるメロディアス(旋律的)というものだ。

Absus4の浮遊感とEbmin add13の濁りが、癖の強い音となっている。

あとはフェードアウトをするだけ。最後のほうで音量を落とすの忘れて強烈なドラム音が鳴り続けているが、手抜きというのはそういうところ。(妥協してやらないと、投稿までこぎ着けない)

作曲をしての感想

感想を書こうと思ったらオーケストラバージョンができていたという。

作ってみて、まあ、じわりじわりと技術が上がっているような感覚ではあります。

特に言うことないですわ。








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