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『嫌いな人がいる』と子どもが言ったら…どうしますか?

 「嫌いな人」という言葉が語られている文に立て続けに出会いました。そして、内容がとてもよく似ています。


誰だって
「嫌いな人」に出会うことはありますね
こどもだってそう
「嫌いになってはダメ」
というと話はややこしくなるばかりです
嫌いな気持ちを受け止めながら
「それは言わなくて良いこと」
を伝えるといいですね

長尾まさ子さんInstagramより

「実はお父さん、職場で嫌いな人がいるんだよね」あのときの息子の驚きと安堵の顔がいまでも忘れられません。息子は友だちと仲良くなれない自分を責めていたんです。そのあと僕はこう続けました。
「でもおとうさんはその人に嫌いな態度は見せないし、毎日あいさつするよ。もちろん攻撃などしない。先生が言っている『仲良くする』って実はそういうことなんじゃない。べつにみんなを好きになる必要なんてないんだよ。」…
大人は子どもたちに対して、どんな場面ではどんな行動が望ましいのかを教えればいいんです。そこに「心」の話を持ち出すから話がややこしくなるんです。

「子どもたちに民主主義を教えよう」工藤勇一✕苫野一徳

 『心』の話をしだすと、ややこしくなる…ほんとうにそう思います。
 発達に凸凹があるといわれる子どもたちといると『心』の在り処がどこにあるのかわからなくなるのです。
 暴言を吐いていても『ほんとうは、あなたと仲良くなりたい』が隠れています。また、人や状況で、行動パターンを分析して人が嫌な気持ちにならないような言葉を頭で考えてから『ぼくはぜんぜん、いいですよ』という子。どの子も、集団が苦手ながらも、仲間を求める姿があります。
 彼らの『心』は一見閉ざされているように見えますが、本当は、とても繊細で美しい『心』の持ち主であることを知りました。
でも 『心』を引き出すためには、まずは『行動』を整える必要があります。それをSST(ソーシャルスキルトレーニング)と言います。「こういうときには、こうするんだ」という型にはまった対応から学んでいくことに違和感がないわけではありませんが、形からでも、子ども同士が仲良くなっていき、笑顔が増えていくのをみると『行動を教える』というのもアリなのかも…と感じています。

でも、取り扱い注意です!
子どもたちは『頭』で行動を学んでいきます。そして『頭』で考えて行動するようになります。これは、疲れますよね…。
これが『感覚』として捉えて、『感覚』で行動できるようになると楽になります。

やはり『身体』を整えることに繋がってくるのですね。

必要な方に届きますように。



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