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燃ゆる恋心を火山に重ねる

燃え上がる恋心と、荒々しい火山。二つの情熱を重ねる


こんにちは。大島紬テディベアの藍太郎です。
『くまと和歌』vol.2のテーマは、
火山に恋心を重ねるです。

恋人に対して、燃え上がる恋心を和歌に込めて伝えることは、
言葉以上に感情を伝えることができる方法の一つでした。

恋心を火山に例えて表現することで、より強く、
印象的なメッセージを相手に伝えます。

火山が噴火するように、恋心もまた、激しく燃え上がることを表現し、
それが相手への愛情の深さを表します。

君といへば 見まれ見ずまれ 富士ふじの 
めづらしげなく ゆるわが恋  藤原ふじわらの忠行ただゆき

【歌意】あなたのこととなると、人が見ていようといまいと常住不断に燃え続ける富士山の神火のように、逢っている時であろうとなかろうと、
ひたすら燃える私の胸の思いであることよ。
                       古今和歌集 恋四 680

小学館 新編日本古典文学全集11より

当時は富士山は活火山でした。
火山に思いを重ねるとは、見えない恋心に形を与えることです。
見事に火山が恋のシンボルとして機能しています。

和歌から火山に恋心を重ねる方法を学ぶ

現代では火山に恋心を重ねるという発想がないですよね。
そこで桜島の写真に言葉を添えて、
SNS等で発信する想定で考えてみました。
参考にしてみてください。


噴煙に想いを込める その1

旅先での興奮を恋心に仕立てる

噴煙で胸の中の想いをうまく演出。
この作例は、恋人に向ける情熱を表現したものです。
見えない燃える恋心を噴煙に見立てて、熱い想いを形にしています。

噴煙に想いを込める その2 

言葉をそえる事で、火山が恋のシンボルになる

噴き上がる恋心の強さを表現しました。
胸に抱く恋心は、火山のように熱く、強く、時に激しく燃え上がります。
相手と見方を共有することで、火山が恋のシンボルにもなりえます。

火山に熱き想いを重ねる

噴煙を上げていない場合でも、恋心を伝えることは可能です。

桜島は活火山のイメージが共有されていますので、
噴煙を上げていない時も、見る人を熱くさせます。
燃えたぎる恋心を伝えることも可能です。

年中噴火している桜島は、見る人に恋心を重ねる余裕を与えてくれます。
他の火山ではこうはいかないでしょう。
是非あなたも、胸の中の燃えさかる想いを
印象的なイメージに仕立て、大切な人に届けてください。

大島紬テディベアを歌人に見立てる!

燃え盛る恋心を火山に重ねる大島紬テディベア
『見立て忠行』 藍太郎 『くまと和歌』 vol.2

君といへば 見まれ見ずまれ 富士ふじの 
めづらしげなく ゆるわが恋  藤原ふじわらの忠行ただゆき

【歌意】あなたのこととなると、人が見ていようといまいと常住不断に燃え続ける富士山の神火のように、逢っている時であろうとなかろうと、
ひたすら燃える私の胸の思いであることよ。
                       古今和歌集 恋四 680

小学館 新編日本古典文学全集11より


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