見出し画像

\瑞穂市議会 令和3年6月議会/

2日目 市長提案議案に対する質疑 TOPIC

❶\牛牧小学校駐車場の増設は必要か?/
 牛牧第1保育所新築 市内保育・幼稚園・小学校・中学校の駐車場はどこも不足。詳細な調査、審査は文教厚生委員会に託された。

❷\ひとり2000円の図書カード配布!/
 未満児~中学生まで 「ビブリオバトル」で、『読書のまち・みずほを実現!』教育長から具体的な政策案

❸\関係人口が瑞穂市発展のカギ!?/
 企業版ふるさと納税 瑞穂市外に本社のある企業から、支援したい瑞穂市事業へ寄附できるよう企業版ふるさと納税を貯金する通帳作成

❶\牛牧小学校駐車場の増設は必要か?/
牛牧第1保育所新築

 市長提案に対する質疑が行われ、「一般会計補正予算(第3号)」において議員より
 「平成26年瑞穂市議会にて、牛牧小学校グランド拡張、駐車場確保に伴いう土地取得の提案がなされたが、牛牧小学校周辺には駐車場が多く新たに購入する必要性がない、牛牧第1保育所、放課後児童クラブ、牛牧小学校など総合的にしっかりと計画して行ってほしい、として土地購入予算が否決された事例がある。補正予算で提案してきた経緯、牛牧小学校周辺の駐車場の現状、今後の牛牧小学校の児童数の推移など資料を議会に示し、文教厚生委員会でしっかりと調査してほしい。」と質疑がありました。

 執行部は「過去の議会の経緯は把握している。補正予算となった経緯、牛牧小周辺の公共施設全体の計画、児童の推移、駐車場の現状などの資料を用意して、文教厚生委員会にて審査をお願いしたい。」と答弁した。

 6月15日(火)に開催される文教厚生常任委員会にて委員長としてしっかりとした調査・議論ができるよう準備してまいります。

 市長提案は、牛牧第1保育所が未満児保育ができないため、待機児童が発生する可能性が高い。また、小学校4年生にも35人学級を実現するには令和7年には2つ教室が不足する。これに対応するため、牛牧小学校西側に公私連携型こども園新築するための土地4200㎡を取得する土地の測量・鑑定にかかる費用を予算計上している。新築に伴い、公私連携型こども園と牛牧小学校の駐車場兼用として使用することを想定している。

❷\ひとり2000円の図書カード配布!/
 未満児~中学生まで。「ビブリオバトル」で、
『読書のまち・みずほを実現!』
 教育長が具体的な提案

画像3

 市長提案の補正予算にて、コロナの外出自粛により家にいる時間が多くなっている子どもたちに読書推進事業として「未就学児~中学生まで、1人2000円の図書カードを配布する事業」2100万円が計上されている。

 私から議案に対する質疑として
「図書カードを2000円配布することは、中学生以下のお子様に大変喜ばれると思うが、配布して本を買い、自宅で過ごす時間が充実する効果以外に効果を高めるためにどのような拡がりを持たせることができるか?」
 と教育長に質問を致しました。

 教育長からは、「教育長からの夏休みの宿題として、配布した図書カードで好きな本を買った中から、授業でお気に入りな1冊を友達に紹介する『ビブリオバトル』を行い、自分がどう思い、どう変わったのか、本の魅力を伝えることで自分の想いを人に伝える学びを得ることができる。瑞穂市では、生後10カ月のブックスタート事業(本をプレゼントする)を行っており、読書のまち・みずほが推進できる事業としたい。」
※馬渕の筆記による要約のため、実際の答弁とは異なる部分もございます。

 国からの10万円給付事業が以前ありましたが、税金には限りがあるため何度もお渡しすることができません。現金を給付することによって、消費が喚起される。生活困窮の方が日々の生活に困らない。こういった政策効果があると思います。1次的な効果だけでなく、2次的、3次的に効果が波及するような政策を貴重な市民の方の税金の活かし方として、しっかりと議論を重ねていきたいと思います。

 少し異なりますが、様々な支援を考える際によく言われることですが、「食べるものに困っている人に、魚をお分けすることでは、一時はお腹を満たすことができます。しかし、魚を捕まえる道具や方法を教えることができれば、ずっとお腹を満たすこともできるし、他に困っている人にも教えることができ、その方もずっとお腹を満たすことができます。」
 このような政策(税金の使い方)をしっかりと考え、市民の皆様が幸せに生活できる瑞穂市を考え、政治活動を行っていくことを大切にします。

#読書のまち・みずほ #コロナ対策 #アフターコロナ #瑞穂市議会

❸\関係人口が瑞穂市発展のカギ!?/
  企業版ふるさと納税

 瑞穂市外に本社のある企業から、支援したい瑞穂市事業へ寄附できるよう企業版ふるさと納税を貯金する通帳作成する。

◆質疑
>地方が継続して行っていけるように、企業版ふるさと納税制度は継続していくのか?
◆答弁
>継続していくのかは確認できていない。(通告ではなかったため)ベットタウンの瑞穂市においては、過疎地や企業誘致の自治体に比べて財政支援が少ない。しかし、瑞穂市に縁のある企業や市民が市外に働きに行かれている。そうした企業、市民の方にふるさとが豊かになる事業へ寄附を募れるこの制度は瑞穂市に適している。
◆質疑
>各務原市では、航空宇宙博物館、海津市では、ハリヨなど具体的な事業名を示して、寄付を募っている。市長がリーダーシップを持って企業に働きかけていくのか?数値目標、担当部署を考えて行ってほしい
◆答弁
>地域再生計画に基づいて、事業を明確にして企業に売り込んでいく。現在部長会議で作ることは了承いただいた。今後は企画部で練り上げていく。

企業版ふるさと納税
内閣官房・内閣府総合サイト https://www.chisou.go.jp/tiiki/tiikisaisei/kigyou_furusato.html

画像1

画像2

★市長提出議案の説明と質疑


議案第33号 瑞穂市職員の服務の宣誓に関する条例の一部を改正する条例

わかりやすい説明
>瑞穂市の職員になろうとするとき、「全体の奉仕者であって、一部の奉仕者でない」など公務員としての誓いを行う「服務の宣誓」に要する捺印を廃止し、署名に変えるもの

質疑>なし

意見>公務員にとって「服務の宣誓」は重要なこと。押印は自署に変えることには問題がない。しかし、「全体の奉仕者で一部の奉仕者でない」など基本姿勢をはっきりと意識して頂くことが必要。「服務の宣誓」は、入庁式で市長の前で代表者による読み上げを行っている。


議案第34号 瑞穂市国民健康保険税条例の一部改正

わかりやすい説明
>令和3年度も引き続き令和2年度の収入がコロナにより減少した市民へ、国民健康保険税の減額や免除を行っていくために、条例を改正する

質疑>令和2年と令和3年の収入が少なく変わらない市民は、保険料が上がるのではないか?
答弁>令和2年時点で収入が減少した市民の保険税は低くなっており、低くなったまま継続するため、保険税の増額となることはない。

→文教厚生委員会(6/15)で詳しく審査


議案第35号 瑞穂市基金条例の一部を改正する条例について

わかりやすい説明
>企業版ふるさと納税制度を作り、それを貯めておく通帳を市に作る提案。企業版ふるさと納税は、本社を市内に持たない企業から市があらかじめ決めた市民向け事業に対して、寄附をする際、9割を納税対象から免除される制度。

質疑❶>今後この企業に有利な制度は続いていくものなのか?
答弁❶>国が続けていくことは確認できていない 瑞穂市は企業が少ないが、瑞穂市に縁を持つ企業も多いため、この制度は有利に働くと認識している
質疑❷>他市町では、(各務原市)航空宇宙博物館(海津市)ハリヨの池など具体的に事業名を示して、寄付を募っている。市長がリーダーシップを持って企業に働きかけていくのか?数値目標、担当部署を作るなどして行ってほしい。
答弁❷>地域再生計画(どのように行うか定めたもの)に基づいて、事業を明確にして企業に売り込んでいく。現在部長会議で作ることは了承いただいた。今後は企画部で練り上げていく。

→総務委員会(6/16)で詳しく審査


議案第37号 令和3年度瑞穂市一般会計補正予算(第3号)

わかりやすい説明
>コロナ対策で国から頂いた交付金で市民生活を守り、豊かにする政策が提案された。主なものは以下の通り

❶コロナで仕事を失った市民を対象に2名1年契約で採用する 297万円
❷樽見鉄道を利用したイベント列車の運行 211万円
❸PRエコーはがきを作成して県外に住む家族や友人との繋がり作り 234万円
❹ウエディングフォト撮影支援事業
→コロナで結婚式ができなかったカップルに撮影料を5万円まで補助(100組限定)
❺駅前にぎわい創出施設改修事業 653万円
→JR穂積駅南口すぐの空き店舗に、駅前まちづくり市民組織(Exsite)の拠点、瑞穂市PRの拠点を整備する費用
❻自治会活動事業費 191万円
→コロナ禍でも安心して自治会活動をしていただけるように、感染症対策グッズを配布する(アルコールやCO2センサーなど)
❼感染症対応防災備蓄品購入 470万円
→以前市のお金でコロナ対策で追加購入した防災用備蓄品(非接触型体温計、アルコールなど)を国からのお金に振り替える
❽各施設用手指消毒液足踏みスタンド購入 85万円
→市内各公共施設に足踏みアルコール除菌スタンドを購入し設置
❾フラワーアレンジメント事業 100万円
→穂積庁舎市長室前ロビーに、8月~3月の間切り花などを業者から購入し設置するもの。市民に心安らぐ空間、時間を提供する
❿県新型コロナウイルス感染症拡大防止協力金負担金(第4弾)
→岐阜県のお金で休業等感染拡大防止に協力頂いた飲食店に対して、協力金を支払うもの
⓫住宅リフォーム費用助成事業 1200万円
→自宅をリフォームした場合に上限100万円の補助金を出すもの。コロナ対策のリフォームには1/5、その他リフォームは1/10の補助金で、120件まで
⓬穂積小学校ミーティングルーム窓改修 130万円
→放課後児童クラブで使用している穂積小ミーティングルームの窓が4窓中3窓故障して開かない。開かない窓を改修するための費用
⓭小学校ICT教育推進事業費 157万円
→新年度クラスが増加したため、追加でタブレット充電保管庫等の設置するもの
⓮読書推進事業費 2100万円
→未就学児~中学生まで、一人2000円の図書カードを配布する事業
⓯図書館費 123万円
→瑞穂市の税金で図書館に導入した感染症対策備品を国からのお金に振替える
⓰牛牧第1保育所を新築して、公私連携こども園にする土地購入に関する測量・土地鑑定費用
→牛牧小学校西側に5反ほどの土地を取得する 未満児待機児童の解消、35人学級を実施するにあたり、牛牧小教室不足の解消(令和7年に不足)


議案第38号 令和3年度瑞穂市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)

わかりやすい説明
>高額医療費に充てる給付金が30万円不足するため、補正予算を行う。対象件数も増えているが、1回あたりの医療単価が増加している。


議案第39号 令和3年度瑞穂市下水道事業会計補正予算(第2号)

わかりやすい説明
>国が進める牛牧排水機場の敷地内に、新たな下水道処理施設から排水するための排出管を埋めるため5000万円の工事費用。瑞穂市4割、国6割の費用負担

R36月議会-補正予算


馬渕ひろし【瑞穂市議会議員】 昭和54年9月2日、岐阜県瑞穂市生まれ育ち 44歳 ◆関西学院大学総合政策学部 卒業 ◆瑞穂市議会議員(2019年~) ◆林英臣政経塾 第16期 塾士 |政治家情報| https://go2senkyo.com/seijika/175701