ビル・ゲイツの2021年夏のおすすめ本をチェックしてみた
恒例となっているビル・ゲイツの夏休みのオススメ本が公開されていました。ここ数年は5月末に発表されていたので、今年は少し時期がズレましたね。
今年は「人類と自然の関係」に注目しているそうで、ウイルスや気候災害について考える本が中心になっています。人々が周囲の世界と衝突したときに何が起こるかに触れている本が中心という今年のオススメはどんなラインアップになっているのでしょう。
『Lights Out: Pride, Delusion, and the Fall of General Electric』
GEのように大きく成功した企業が失敗してしまう理由についてずっと考えていたというビル・ゲイツがその答えを見つけたというのがこちら。リーダーシップによってなされた間違い、失敗についての考察はリーダーシップを担うものに多くの学びを与えてくれるはずと言っています。
『Under a White Sky: The Nature of the Future』
自然と人類の関係を最も端的に扱っているという本だというのがこちら。「問題を解決しようとする人々によって引き起こされた問題を解決しようとする人々についての本」と説明しています。遺伝子ドライブ・地球工学といった興味を持っているテーマが扱われているとのこと。
著者、エリザベス・コルバートは前作の『6度目の大絶滅』でも話題になりました。邦訳が待ち遠しい本ですね。
『約束の地 大統領回顧録 I』
邦訳され日本でも話題になったバラク・オバマ回顧録。2011年のビンラディン殺害までの回顧録。困難な時代を乗り越えて国を操縦することがどのようなものか、正直に語っていると評価しています。
『オーバーストーリー』
見知らぬ9人の人々が、巨木の「声」に召喚され、原始林を救う戦いに集結するというストーリー。森林を保護する必要姓についてかなり極端な見方をしているとしながら、本書のキャラクターの情熱に感動し、木についてもっと学びたいと想いを新たにしたと言っています。
『Elegant Defense, An: The Extraordinary New Science of the Immune System: A Tale in Four Lives』
パンデミックの前に書かれた本ですが、人間の免疫システムについての探究は、COVID-19阻止に何が必要かを理解するのに役立つ貴重な一冊とのこと。何らかの方法で免疫システムの管理を余儀なくされている4人の患者に焦点を当て、複雑なテーマを身近なものにしていると評価しています。
*邦訳されました
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