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これから出る本 8月のおまけ

HONZのこれから出る本が更新されました。オリンピック時期なので新刊の発売を避けたという出版社も多そうですが、それでもノンフィクションは豊作になりそうです。紹介しきれなかった本を一部ご紹介。


『カマラ・ハリスの流儀;アメリカ初の黒人女性副大統領』

6月には自伝である『私たちの真実 アメリカン・ジャーニー』が発売されていますが、ジャーナリストという視点を使ったからこそ書ける暗部も含めた評伝

『プロミス・ミー、ダッド: 最愛の息子と生きた希望と試練の日々』

バイデン夫人によるオバマ時代の副大統領だったバイデンの人間性の原点を描いた作品。

『アルゴリズムの時代 機械が決定する世界をどう生きるか』

まだあまり情報が出てきていませんが非常に興味深いテーマ。AIの脅威を語る前に、生活に入り込んだアルゴリズムをもっと知っておくべきかもしれません。

『プロジェクト・ファザーフッド: アメリカで最も凶悪な街で「父」になること』

ちょうど『テスカトリポカ』が直木賞を受賞し話題になっていますが、ギャング文化や暴力の連鎖は大きな社会問題です。で、この本はその連鎖を止めるために立ち上がった男たちのドキュメント。

『言論統制というビジネス: 新聞社史から消された「戦争」』

こちらもほとんど情報が出てきていません。が、大手新聞社の苦境が伝えられ、香港では言論統制が行われている今だからこそチェックせずにはいられません。

「報道報国」を掲げ、権力と一体化して部数拡大と特権獲得を図った新聞社の「不都合な真実」。

『世界の奇習と奇祭:150の不思議な伝統行事から命がけの通過儀礼まで』

赤ん坊に唾を吐きかける、蟻に噛まれる儀式、殺人凧揚げ……。

ただただ面白そう。

 『精霊に捕まって倒れる――医療者とモン族の患者、二つの文化の衝突』

世界中に同質の医療が行き渡るためには、様々な文化の衝突があったのだろうなと感じます。原著は97年の刊行とのこと。



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