GIFTの特典映像「ドキュメント～GIFTができるまで～」初見の感想
いろいろ、時間ないんだけど、GIFT特典映像の初見の感想はやっぱりまとめておきたいと奮起！
注：以下ネタバレあります
ウィルソンと「あの夏へ」の振り付け
リラックスした感じの挨拶。あんな感じなんだなあ。部屋変わったねって。
3次元の広い空間での動きを、どうやってリモート（2次元の、モニター周辺しか見えない状態）で振り付けるのか不思議だったんだけど、ホワイトボードを使っているんだね。ボードにはアイリンのリンクのホッケー用？だったと思うんだけど、その線が描かれていて、リンクのどの位置をどう滑るのかがイメージしやすくなってる。
羽生くんが本番リンクで滑るとき、練習での状況を再現しやすいよう、本番リンクにアイリンのリンクの線を投影するという話を確か、RE_PRAY舞台裏かなにかで放送していたと思うのだけど、この線が振り付けの時点でもうすごく役立ってるわけなんだなあと今回の映像みて思いました。
アマチュア時代の最後はコロナ禍で、ずっとリモートでしか指導を受けられずに過ごしたんだと思うんだけど、そのおかげで、こうしてリモートでの振付作業に、羽生くんも、振付師のみなさんも慣れざるをえなかったわけですが、その後にプロ転向できたのは本当に良かったねと思う。日本を拠点に、様々な仕事をこなしつつ、振り付けの度に海外に行くとなると大変だ。アマチュアの時のように、シーズンに２つのプログラムと、ショーの時期に１つ２つの新プログラム、ではなく、羽生くんはこのところ、その時必要だと思えば新プログラムを作成していて、もちろんセルフコレオもあるわけだが、海外に行くっていうのは隙間時間でできることじゃないからね。羽生くん自身は新しい機器を利用することにも抵抗がなくても、振付師側にもそれを強いることはある意味コロナ禍という特殊な環境でなくては乗り越えられない壁だったかもしれない。リモートだとお互いのスケジュール調整もだいぶ楽なんじゃないかな。まあそうはいっても、初めての振付師の方と仕事する場合は、リモートだとやりづらかったりはあるんだろうけれど、今のところはいつもの、お互いをよく知っている振付師の方と仕事をしているからね。
ハクさまの演技は、津波の事を考えながらの振り付けだったんだね。泣いてた。
ハクさまの演技は、人間のエモーショナルさより、大自然の精霊っぽさを強く感じとっていたので、振り付けの際はもっと、人間寄りにやってた、というか感情に引きずられつつのものだったのは意外でした。本番では感情にのまれない演技をしていたように思う。
田んぼが津波の塩分でダメになった話がここで出てきてすごく不思議な縁を感じました。そう、今年の田んぼアートです。
2024夏の田んぼアートはハク様が、テーマとして選ばれたんですよね。ハクさまの振り付けは2023年1月。津波でダメになってしまった田んぼの事を思い起こしながら作られたプログラムだったとは…。
振付中唐突にお祈りをするシーンがありますね。しかし、日付や画面が見えてしまうあの場面をディスクに入れたのは、ちょっと驚きでした。あの仕草をするってことはデイビッドもあの数字のことを知ってるんだなー。
練習中転倒するシーンがあります。あそこいつも、衣装のひらひらが靴にからまらないかヒヤヒヤするシーンなのだけど、この日は練習着。あの動きって、たとえヒラヒラがなくてもスムーズに行うのは結構難しい動きなんだろうなって思いました。それで、あの動きを、動きにくそうなヒラヒラ裾がいっぱいついてる衣装で、本番までに仕上げてきた羽生くん凄いなって思いました。
それにしても、伊藤さん、衣装作成はこの振り付けの後なのか前なのか。振り付け後ならば相当タイトなスケジュールですよね。
映像シーンの撮影。
あの犬だれが連れてきたん？スタジオって犬とかいるの普通なのか？？
「わーかわいい」って素で和んでたね。大事なシーンで吠えたりとかしない賢い子なんだろうかね。
パネル投影用の阿修羅ちゃんの撮影。
阿修羅ちゃんのネクタイが違うよね。なんか落ち着いた紺色で、わりと厚ぼったい生地になっててあれ？？と。シャツもマットな質感が強くないかな？
音無しの阿修羅ちゃんのポーズ撮影。
けっこう難しそうな体勢でもしっかり身体をキープできてるんだなあ。
左手を頭にかざしてるポーズすごく好きです！！
それにしても、全身が映ってるポーズは、アニメのキャラクターにしか見えない奇跡のシルエットではないですか？
水中シーンの撮影は、意外や意外。あんな方法があるんだ
私は普通に、水槽に潜ってると思ってたw
1か月半前
幕張での原寸大舞台リハ
アイスリンクまでは作れないから舞台上を徒歩で動いて段取り確認ということのようだ。本当大変だ。
アイスリンク上にいる場合と実際にはけっこう違うところも多いと思うんだけど、それでもイメージつかむためにやってるんだろうね。
火の鳥のクレーン、似てるけど柵の感じは本番のとは違うような
4日前からいよいよ設営。本当になにもない、球場のグラウンドに作っていくのね。冬とはいえ空調含めてどんだけ大変か…
一日で一気に「手」の部分までできていた。プロの仕事ってすごいね。
3日前には羽生くん到着。残響をしっかりチェック。
リンクも触ってチェックしているけど、担当者との会話の感じだと、まだここに氷を重ねていく感じで、まだ滑れる状態の厚みを有する氷じゃないのかなと思った。3日前に滑りを試せないって、大変だー
2日前。氷上リハ開始。矢野さんはじめ各人にご挨拶。名前を名乗ってから挨拶は、スタッフさんに対しても同じなのだなあ。
火の鳥前の映像リハの時、氷上にコーンをおいているね。私が見た限りだけど、大きくはがれてとけている辺りに置いているような印象。氷づくりもきっと試行錯誤なのだろう。
実際のクレーン乗り場は、柵が殆どなくなって、腰回りをベルトのような雰囲気にしてる。映像との一体感を重視したのかな。
クレーンが怖くなかったか聞いてくれてるの矢野さんじゃないかと思ったんだけど違うかな。いろんなシーンに昔からのよく自分を知っている方が立ち会ってくださってたら、心強かったかな。
「あの夏へ」の映像調整。羽生くんの指摘したシーンは実際には左側に羽生くんが大きく映り、川との境界線はハッキリひかれていた。
それにしても、膨大な段取りなのにもかかわらず、氷上での通しリハは１，２回程度しかとれないだろう。初めての場所に氷をはるのは想定外のことも多かっただろうし、幕張の陸上でやっていたリハから変更せざるをえなかった点もどれだけあったことだろう。暗転がいつなのか、氷の目印の位置、映像の細かな修正など、これを頭の中に叩き込んでいく期間がほんのわずかしかないのだ。こわい。記憶力と度胸、そして段取りが多少変わってしまってもその場で対応する力が必要。ヒーー。
公演当日。最後の練習。試合と同様の気迫だ。3Lzの練習が多く映されてた。ホプレガの最後のイナバウアーからの3Lzと予想。合間のクリアな指パッチンが印象にのこる。
「みんないるよ、大丈夫」
Twitterで各種ジャンプを擬人化したイラストを描いてくださってるのを、いつもほほえましく見せていただいているのだけど、なんとなくわたしはこの場面で、擬人化されたジャンプ達が励ましてくれてる感覚になった。
13：35 最終練習終了とご挨拶。
最終練習終了時のスタッフへの挨拶聞いてて、荷の重さに震えそうになってしまった。
ひとりで公演背負うの怖すぎる。
沢山の人が助けてくれてるけど最終的には結弦くんのスケートにすべてかかってることを実感する。
リンク去り際に、あのいつもの「ありがとうございました」風の「よろしくお願いします」なのすごい納得だよ。
全力に対し、全力でぶつかってほしいという願い。
陸上ウォームアップの前進しながらのくるくる回転、なにげなくやっているけれども、軸！軸のぶれなさ異次元じゃないですかね！
あれできますか？
すごい難しいんじゃないかと思う。
陸トレの最中に新村さんのアナウンスが聞こえてくる。
もうすぐ公演開始なのを、否が応でも感じてしまう。緊張感。
終了後のシーンは少しだけディズニープラスで見たことがあるようなシーンもあったかな。
バクステ廊下にはお花が届いてたんですね。一瞬だけでも目を引きました。
お一人だけお名前も見えちゃいました。
囲み取材の部屋は満杯。テレビでは、本当最小限のコメントをカットして使う感じになってしまうけど、このディスクでは質問者の音声も入っていて、より臨場感があり雰囲気が伝わるものになっていて、こういう風に流してもらえるの嬉しいなと。
最後のMADみたいな映像、ロンカプ4Sの別角度映像、レミさまの陸ジャンプ、阿修羅ちゃんのちょっとコミカルな笑顔とか、短くても印象深いシーンが多い。
でもなにより最後のSEIMEIを演じているスロー映像。踊りこんでいく瞬間の、あの充実感たっぷりの表情がしっかり見られて、本当に、こんな夢みたいなショーが実現しておめでとうの気持ちになりました。あんな顔をしたSEIMEIさまを見られたのなら、このブルーレイディスク購入した意味があったというものです。
若い子とか、事情があっていまはお金が無い方も、お金をためていつかディスクを買って欲しいな。ディスク単体なら数千円程度。あのSEIMEIさまの表情を、みんなに見てほしい。
本編のほうは、目次から各曲を選択したりはできないのだけど、映像中にチャプターが一応うってあって、スキップすれば曲ごとに頭出ししてとばしていけるようになっています。あのプログラムだけとりあえず見たいってときも見やすいです！
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