この有吉、有りよし、無しよし?

駆け出しのライターとして出会ったメンバーたちが、毎回特定のテーマに沿って好きなように書いていく「日刊かきあつめ」です。

今回のテーマは「#お笑い」です。

お笑いに詳しいかというとそうでもない。だけど私のYouTubeには色んなお笑い芸人さんが出てくる。YouTube側でこんなんどうでしょう?と選りすぐってくれているようなので、それでふーんわたしこんなん好きなんだな〜、と気づいたりする。
有吉、粗品、永野…。(敬称略にて失礼します)
なんというか誰かを傷つける!?毒舌スタイル。
みんなが薄々思ってるけどいい人ぶってわざわざ言わないモヤモヤを正直にはっきり言語化してくれるから「よくぞ言ってくれました!」とすっきりするんだな。
笑いに変えられるラインを見極める絶妙なセンスと、「そうそう!」と思わせるような鋭い洞察力が必要なのだ。
特に有吉はさ、今や大スターだが、ふと電波少年でヒッチハイクしたり名曲「白い雲のように」を歌ったりしてた一発屋時代、共演者に悪意のあるあだ名つけまくってたハングリーな二発屋時代を思い出し、感慨深い。
最近丸くなっちゃったんだよな。紅白の司会をしたり結婚して子供ができたりして公私共に満たされたからかな。相変わらず面白いんだけど、なんか物足りない。
熊田曜子に絡んでる昔のロンハーが大好きだったな。
「女性はお前のことダサいと思ってんだよ」て言い放ったの衝撃だった。
わざわざそんな事言う人いなかったけど言われてみれば、まあそんな気もしてくるんだよな。  
自身がパーソナリティを務めるラジオ『有吉弘行のSUNDAY NIGHT DREAMER』(毎週日曜午後8時)は、テレビよりさらに過激でホント面白いのだ。もう10年以上もやっている。有吉はもちろん「ゲスナー」(ゲスなリスナーの意、要はハガキ職人)も色んな意味でレベル高い。こちらは幸せを手にした有吉本人ではないわけで、変わらず今なお攻めてて痛快だ。
ベッキー、misono、ナオト・インティライミ、RIKACO、茂木健一郎に至るまで今まで餌食となった有名人は数知れず。色んな芸能人の事を面白おかしく言いたい放題なので、第三者ながら本人たちに届かないことを祈るばかりだ。
ゲスナーの設定が基本、無職、ニート引きこもり、童貞、変態、中年、てとこも粋である。
下ネタが本格的すぎて気持ち悪いことも多々あるんだけど、めげずに毎週聴いている。
幸せすぎるとつまんなくて物足りないわたしと過激すぎると引いてしまうわたし。その振れ幅で結局有吉が好きなのかも。

文:べみん
編集:真央

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