こたつから抜け出して、罪悪感を手放したい。
11月の冷える頃になるとリビングにこたつが準備される。
家族5人でも入れる大きさで、足がぶつかりながら、ぶつかるのを避けながらみんなで入る。きっとこたつの中は、パズルみたいに足の向きや伸ばし方が微調整されて丁度良く収まっている。
こたつは1人でも入る。冬は寒いから、帰宅すると電源を入れて、こたつの中に横になって顔だけ出してテレビを見る。夜に帰宅すると、力尽きてそのまま眠り朝起きる。意識があっても2階の寝室に行くことを諦めてしまう。
お母さんが起きてきて、「またこたつで寝て