契約上の履行措置、ついては、生命への散華
身も蓋もない。たが、蓋はあるよ。と、駅の魔神は言う。蓋があったから、何なのだ、と思う。だが、魔神は契約上、そういう類のきわめてセンシティブな発言を発現すると、またひとつ初月のように何もかもが、逆戻りするらしい。と、祖父の驚天動地が齢70のときに語り尽くしていた。近所を歩き回っては、子供に一方的に話しかける始末。(徘徊していると、通報されたこともある)話を戻しつつ、魔神との出会いについて、ひとつ。ランプというものは、もう古代遺物になってしまった現代。(といいつつも、近代の終わり