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経営指標を学ぶ2時間目:利用率

1時間目には”人件費率”の説明をしましたが、2時間目は収益を上げるためにベンチマークとして管理する必要がある”利用率(稼働率)”を説明します。

最も現場職員にも馴染みのある経営指標の一つが、この”利用率”といっても良いのではないでしょうか。

利用率とは

”利用率”は、皆さんが働く施設・事業所の定員に対して、どれぐらいの方が利用しているかを測る指標です。

利用率(%)=
年間利用者延べ人数 / 定員数 / 営業日数

仮に、定員100名の特養が、365日、空床なく稼働できれば、年間利用者延べ人数は36,500名となります。

年間利用者延べ人数:36,500名 / 定員数:100名 / 営業日数365日
= 1(利用率 100%) 

利用率を高めるためには、「年間利用者延べ人数 / 定員数」で導き出される”1日あたり利用者数”をいかに確保できるかということが重要です。

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福祉施設における経営指標をわかりやすく解説します。

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