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ため息俳句 甘菜など

 青雲寺に向かう途中、秩父ミューズパーク内のカタクリの自生地に立ち寄った。

 谷間、小さな沢になっている斜面にカタクリは咲いていた。ここでも花の盛りは過ぎている。
 100㍍余りの細い散策路が続いていた。

 手前の白い花はイチリンソウ。
 今はこのイチリンソウがきれいに咲いていた。

 そして、イカリソウ。

 更に探すと、二リンソウも。

 アズマイチゲも。

湿地には、水芭蕉。

これは、ワサビか。

 そうして、一番好きなのはこれだ。

 アマナである。球根を食用とできるそうで、甘いらしい、それが名の由来である。ユリ科アマナ属であるが、かつてはチューリップによく似ていたので、チューリップ属とされていたという、それもおもしろい。

 
 

小さきに甘菜あまな見つけばただうれし  空茶


甘菜咲く谷から尾根へ武甲視ゆ


巡礼の尾根道行けば花盛り


山野草ひとつひとつに夢の跡