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人生のストーリーを変える

例えば、自分に小学生の子供がいて、朝いつまでも寝ていたり、宿題をしなかったり、テレビやゲームの時間を守らずにいつまでもやっていたとします。

そういうとき、私を含めて多くの親が頭にきます。

そして、「早くしなさい!」「勉強しなさい!」「時間を守りなさい!」「ほんとに、もう!」と怒鳴ります。

そう言われると子供も頭にきて、怒り出したり、泣き出したり、拗ねたり、意固地になったりします。

こういう日常は、これまで自分が生きてきたことから作り上げられたストーリーです。もし、別の人生を生きていたらまったく別のストーリーが出来上がります。

ストーリーは作り上げられたものであり、それゆえ、作り変えることもできます。

先ほどの例のようなことが目の前で展開しているとします。

子供が言うことを聞かずに、朝いつまでも寝ていて、いくら起こしても起きようとしない。

そのとき、例えばこのように考えます。

私たちは、難民として日本にやってきた家族だ。自分たちの住んでいた国は戦争が起きていて、安心して寝ることもできなかった。それが、今この日本では、安心して寝ることができる。子供の寝顔を安心して見られるのは本当に久しぶりだ。ありがたい。

すると、不思議とイライラが弱まったりします。子供の寝顔を覗き込んで、こういう風に寝られることは幸せなことなんだと思います。

これが、人生のストーリーを変えるということです。

私たちの日常というのは、すべて作られたストーリーです。表層的なものです。今いる場所に住んでいることで作られたものです。それに執着すると大切なことを見失ってしまいます。

生まれて、生きて、死ぬのが人生です。ここ日本に生まれたことで作られたストーリーに囚われて生きるのはもったいない。

私は誰なのか?あなたは誰なのか?人間とはなんなのか?

表層的なものに隠れて見えない、リアルな真実を見定めていきたいものです。

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