Don't think.Feel.

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人は思考という風船の中で生きていると思う。
いつも考えてばかりいる。思考の風船の中に入っていることすら気づかない。
風船の中から外は見えない。
見えるのは、風船の内側のスクリーン。
そのスクリーンに写っているものは空想。
自分が作り上げたものが写っている。
そして、それを現実の世界の出来事だと思い込んでいる。
人間関係に悩んだり、過去のことに囚われたり、先のことを不安になる。
すべて風船の中のスクリーンに写ったものだけど。
自分が作り上げているものに自分が苦しむ。

風船の外に出るにはどうしたらいいか。
風船を割る必要はない。
風船はないということに気づければいい。
どうするかというと。
野生の動物のようになる。

野生の動物は周囲の世界に気付いている。
目で見なくても背後を感じ取っている。
油断しない。
だからと言っていつも力んでいるわけではない。
力を抜いて全身で世界を感じている。
そして、何か変化があればすぐに対応できる。

人は視覚ばかりに頼っている。
周囲でどのような音がしているのか。
どんな匂いがしているのか。
体では何を感じているのか。
太陽の暑さか、湿気か、風の流れか。

周囲の世界に気付いていると風船がない。
考え事を始めると風船が出現する。
風船がなければ悩みもない。

Don't think. Feel.

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