見出し画像

ベラトールバンタム級GPを100倍楽しむためのNOTE!出場選手を水垣が分析!!

こんにちは、水垣偉弥です。

今回は、今年行われるベラトールバンタム級GPの

出場選手を水垣的に分析してみようかと思っています。

優勝賞金100万ドル!!!

このくらいの賞金規模の大会は重量級でないとなかったようにも

思います。こんなビッグチャンスが到来している8人を

チェックしてGPをより楽しみましょう!!

日本からも堀口恭司選手が出る注目のGPです!

選手ごとにつけている☆マークは、水垣的優勝への期待度になります。

異論はあると思いますが、参考にしてみてください笑

それではいきましょう。

セルジオ・ペティス チャンプ ☆☆☆

 現ベラトールのバンタム級王者で、UFCでの戦績も多くトップ選手とも戦っている選手です。
UFC時代の印象は強いけど飛び抜けている印象はなかったのですが、
これは兄のアンソニーとの比較からだったかもしれません。
改めて戦績を見みると、ジョン・モラガ、ベナビデス、そして前UFCフライ級王者のブランドン・モレノにも勝利しています。
UFC時代は下になることが多い印象はありましたが、ベラトールに来てからは、
テイクダウンデイフェンスと下になった時のスタンドアップ能力が上がった気がします。ベラトールでは4戦全勝で特にアルチュレタとのタイトル戦はペティスの進化を見れた1戦だったように思います。記憶に新しいのは堀口選手との1戦で最後は見事にKOして日本のMMAファンを落胆させました。
ただこの試合の内容はKOするまではほぼ堀口選手の試合という印象でした。
堀口戦での印象とトーナメント出ている選手にはテイクダウンが強くトップコントロールが上手い選手も多いことから優勝への期待度は☆3つとしました。

フアン・アーチュレタ 1位  ☆☆☆

 前ベラトールのバンタム級チャンピオンで、堀口選手が負傷で返上したベルトを
取得したのがこのアルチュレタという選手です。
スイッチしながらのステップとテイクダウン能力が武器の選手です。
運動量が多くステップ打撃タックルと動き続けるスタイルですが、ここ最近やや
ステップでアウトボクシングをする試合が増えた印象もあります。フェザー級のGPにも出場していて1回戦で敗れはしましたがパトリシオ・ピットブルに5R戦い切りました。3名のセコンドが、TJディラショー、カブスワンソン、ジョースティーブンソンと豪華なのも目を引きます。タイトルを失ったペティス戦はテイクダウンが取れず、取れた場面でもすぐ立たれるなどペースが掴めずスタンドで
プレッシャーを受けている時間が長くなりました。この試合で僕の中のアルチュレタの評価がやや落ちたこともあり☆は3つとしましたが、ポテンシャルは高く
可能性を秘めている選手だと思います。

ラフィオン・スタッツ 2位 ☆☆☆☆☆

 2位に位置するスタッツはバランスの取れた選手で、
所属がルーファススポーツということで、王者ペティスのチームメイト
ということになるでしょうか。
選手として一言で言うと地味強です笑
スタイル的にはスタンドでは右ジャブと左の蹴りを多く使い
レスリングベースでテイクダウン能力が高く、寝かせると
相手を動かしながらバックを取るというスタイルです。
リアネイキッドチョークでの一本勝ちも多いですが、
動かしながらバックを狙いつつ削っていくという印象が強いです。
ただ、この人の1番のストロングポイントを上げるとすれば
ディフェンス能力の高さではないでしょうか。
ここ数試合見ても、全ての試合危なげなく勝っています。
劣勢になったシーンといえば前戦マゴメドフ戦で3Rにバックを取られたシーンくらいしか記憶にない気がします。トーナメント3試合、強敵との3連戦という事を考えるとこのディフェンス力からくる抜群の安定感は大きなアドバンテージになる気がしていて、僕としては優勝候補筆頭ではないかと思っています。
と、いうわけで☆は5つとしました。

パッチー・ミックス  3位 ☆☆

 3位にランクインしているのがパッチー・ミックスという選手です。
2019年末のライジンとの対抗戦で来日して元谷選手にギロチンで一本勝ち
しているので、日本のファンの記憶にも鮮明に残っているかもしれません。
サブミッションを極める力に特化した選手で、打撃は正直微妙です。
このレベルで打撃で勝負するのは厳しいですが、KOをされた経験もありません。
テイクダウン能力はそこまで高くないイメージがあったのですが、改めてアルチュレタとのタイトル戦を振り返ると1R、2Rはアルチュレタからテイクダウンを奪い優勢に進めています。ただその後アルチュレタのテイクダウンを警戒しながらの
スタンド勝負という形に屈してしまいました。この試合がキャリア唯一の負けになり15勝1負という安定した成績を残していますが、やはり少し尖った選手という
印象が強いので、☆は2つとしました。

マゴメド・マゴメドフ 4位 ☆☆☆☆

 4位にランクしているのがマゴメド・マゴメドフです。
前UFCバンタム級チャンピオンで現在はUFCバンタム級暫定王者の
ピョートル・ヤンにACBというロシアの団体で黒星をつけているのが
このマゴメドフです。ヤンとは通算1勝1敗で、僕がUFCをリリースされた後にACBとの契約を選んだのは2人のこの2試合を見て、この選手達に勝てば逆転UFC復帰もあるなと考えたからで、結果的にロシアの恐怖を味わってしまいましたが
個人的にマゴメドフは思い入れのある選手でもあります。
基本的には組んでいく選手でテイクダウンの強さとグラウンドでのコントロール能力が強みの選手です。前戦のスタッツ戦ではそれを封じられて敗戦しましたが修正の余地のある試合だったと思います。この敗戦まではベラトール王者まで一直線かなと思っていましたしベラトールでのスタッツ戦以外の2試合は、圧倒的
強さを見せています。スタッツとの試合でも3Rにはバックを取るなど強さを
見せていたので、☆は4つとしました。

レアンドロ・イーゴ  5位 ☆

 5位にランクしているのがレオンドロ・イーゴという選手です。
柔術ベースの選手で、打撃もテイクダウンもそれなりにできてバランスのいい選手です。前回の試合では元王者のコールドウェルにスプリットながら勝利していて、この勝利がイーゴにとってキャリアで1番の勝利となっています。ただ内容はあまりいいとは言えない試合でした。バランスはいい選手ですが爆発力はあまりないという事を考えると、なかなか今回のGPに出場しているメンバーとの対戦では
苦戦を強いられそうな気がします。ということで☆は1つとしました。

ジャームズ・ギャラガー 6位 ☆

 6位にランクしているのが、ジャームズ・ギャラガーです。
アイルランド出身でコナーマクレガーと同じチームに所属している
極めの強いグラップラーで、11勝のうち9つ1本勝ちをしています。
ミックスとの極め対決では敗れましたがポジションなどは有利に進めていた
印象もあります。まだビックネームに勝っていないこと、やや尖った選手で
あるという事を考えるとこのGPでは苦戦が予想されますが、1発の怖さはあり
GPをかき回す面白い存在になる可能性を秘めていると思います。
ただ現実的につけて☆は1つとしました。

堀口恭司  7位  ☆☆☆☆

 我らがJapan堀口恭司選手です。
僕のNOTEをチェックしているような方に説明は不要かもしれませんが、念の為。修斗、ライジン、そしてベラトールで王者を取得していて、UFCでもタイトルマッチ、を経験しているという、とんでもない実績の堀口選手。
僕的には歴代日本人最強選手だと思っています。
空手ベースということもあり独特の打撃スタイルで出入り飛び込みが速く
それを活かした強力な打撃を武器に戦います。拠点をアメリカのジム
ATTに移してからは戦い方もより洗練れた印象があり、最近はカーフキックという
大きな武器を手に入れました。レスリング力もありバランスの取れた選手です。
膝の大きな怪我を経験しましたが、その後の朝倉戦、ペティス戦と
動きの良さを見せました。
不安材料としては、元々フライ級を主戦ししていたので、バンタム級としては
ややサイズは小さめです。今回のGPにはバンタム級の中では
サイズの大きい選手、さらにはフェザー級でも戦っていた選手など
がいます。このサイズ差が気になるところいうのと
あとはやはり年末のKO負けでしょうか。
かなりインパクトのある倒れ方をしましたし、ダメージが心配になります。
KO負けは肉体的にも精神的にも影響を及ぼすので、
GPの初戦の時期が気になりますがなるべく期間を空けたほうが
いいように思います。
 不安材料はありますが、KOされるまでは現王者を圧倒していましたし
実力+実績を加味して☆4つとしました。

まとめ

 改めてメンバーを見てみると打撃が武器の選手、極めの強い選手
テイクダウンとコントロールの選手といろいろなタイプが8人の中に
いて面白いメンバーになっているなと思いました。トーナメントで3試合
勝って優勝という事を踏まえやや安定力のある選手に☆をつけましたが
ミックスやギャラガーも面白い存在だと思います。
1回戦の組み合わせがどうなるのか楽しみですね!!
この中にマイケル・マクドナルドがいたらなぁ。。。
あと、ダンタスも!!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?