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遠距離断捨離の母から片付けを手伝ってくれと電話がくる

さて、6月末、昭和21年、昭和22年生まれの両親は人手不足と高齢化によりそれまで借りていたお店を閉めることにしました。

で「ねえ、片付けの手伝いに6月の水曜日から金曜日まで来てくれる?」
と母から電話がありました。

えっと? わたしはペーパードライバーで、車で6時間の距離に住んでなかったかな? 

「(同じ敷地内で、家は別)妹夫婦は?」

母は電話口でため息をつき、「だから忙しいのよ?」
親名義の自営業は彼女たちが運営しているんですが、そうですか。

「じゃ、月末にお願いしてる人は?」
「そんなひといない」
「はあ?」

いや、一か月前に片付けで行ったとき、私の目の前で電話して、
『いつも月末にお願いしてるけど、今月はあまり仕事がないなら悪いけど云々かんぬん』とやり取りしてましたが?
あの話はどこへ行った?

ちなみに泊まる場合に、寝る場所は今や物置になった和室。
ここは妹と母の荷物が置いてあり、片付けて布団一枚分のスペースを開けたのは私です。

母と父と妹は片付けない。

「はあ」
だんだん不機嫌になってくる母。
「平日でしょ?しかもど真ん中、水木金」

わたしは(特に)平日は子どもと夫のご飯係と清潔維持係なんである。
外では働いていないけど、それが私の仕事で、いまや妹夫婦優先となった父や母のために長野県に行くよりは、埼玉県でわたしを大切にしてくれる家族のために家事をしたい。

「で来てくれるんですか、くれないんですか」
「うーん」

普段わたしは即決派である。即決できないときは大抵NO.
こうした現状で長野県に行くには、ギャラを弾んでもらわないと行く気がしない。いろいろあって、もやはそういう親子関係なのだ。

「わたしに電車代とバイト代を払うより、人を雇った方がいいと思うよ?」
「こっち(長野県のバイト等)の事情を知らないのよ、そんな人はいません」

ここまで言っても母はギャラについてはまったく話さない。こういう時は交通費に加えて二日で一万円だ。親の自営業は黒字だ。

しかも、行けば行ったで『妹に頼めないから一緒にしてほしい』仕事は際限なくある。テレビを見てる暇があったらそれをすればいいのに、見終わってからしようとするから、効率も悪い。

『妹は入学前には毎日のように子ども(姪)の面倒を見てもらって、姪の古い服やベビーベッドを実家に置いて、なんで私が何しているんだ』と思う。

まあ、私も本やコレクションを置いているし、子供の面倒は見てもらっていないが、はたから見れば同じか。

電話は「じゃ、来ないってことですね」と切れた。
はあ、そうなるだろうなあ。
この親が介護状態になったとき、わたしはどうしたいんだろうか?

うーん、資金援助だろうか、それともすべて関わりたくないから放棄だろうか。自分でもさっぱり分からない。

おまけ
この話をして
「隣の家でもないし、なんなら隣の県ですらない」と言ったら、
19才が視線を送ってきた。

「? 隣だった?」
19才「うん」
夫「ああ、どこかの部分が接してた?」
19才「うん」
 
長野県は広いなあ。
間違いはこうして地図に関する間違いは訂正されたのでした。

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