見出し画像

父の日終盤、ピンチは訪れる

母の日の後、父の日の話題になりました。

子供たちが
「そんな日ありましたっけ?」
「感謝? 何に対しての?」
と無慈悲なことを言うので、

「妻(わたし)が希望をかなえてあげるよ。夕ご飯は何がいい?」
しばらく考える夫。
「満州の餃子がいい」
埼玉県は<ぎょうざの満州>のおひざ元なのです。

「せっかくだから生餃子にしよう。」
というわけで生餃子にしました。

さて、父の日、当日。
30度を超える陽気の中、午後までたらたらしていると、

「今日は生餃子は食べられないんだね」

アピールする夫。
いや、本人は「そのつもりはない」と言うのでしょうが。

お店に買いに走りました。
ペーパードライバーのわたし、愛車の自転車をこぎ出そうとすると、ご近所さんが車で夫婦仲良く通り過ぎていきました。 あつい。

満州の生餃子(冷蔵)は店頭発売で、当日が賞味期限です。ふう。冷凍にすればよかったかな、と思いつつ。

「買ってきたよ」
自慢げに言って、一休み。

指示書通りにフライパンで焼きます。
テフロン加工で、15秒の温め時間もタイマーを使って量ります。お水の量も計量カップを使います。
26センチのフライパンに20個。
次は16個。わたしは水餃子も好きなので4個ゆでます。

厚めの皮でむちむちなのは水餃子。
焼き餃子は厚めの皮で(同じ餃子なので当然)、ちょっと贅沢な感じです。

「うまい。やっぱ餃子は満州が一番好きだな」
とご満悦の夫。
「確かに中国では主食扱いなのが分かるわ」
もぐもぐ。

普段は食べきれる量しか並べませんが、今日は特別です。
夫は食べきれないほどの量が並ぶのが好きなので、たくさん焼きました。
「もっとどうぞ」
お供は満州のメンマと普通のキムチ、飲める夫にはワインも添えて。

夫は満足して寝室に入っていきました。私とは別室。
夫は翌朝、げっそりしてました。

「昨日寝てたら夜中に胃酸が上がってきて胃薬を飲んだ。うぅ。」
あらまあ。

「奥さんの質素な食事にすっかり慣れてしまった。。」とこぼしながら出勤していきました。53歳。今日もお仕事ありがとうございます。

「腹八分目は医者いらず」って、本当ですね!

おまけ
胃薬があってよかったです。


1日1にっこり。 たまに違う「ほっこり」でないものも書きますが、よろしくお願いします。「いただいたサポートはノート内で使う」というポリシーの方を見習い中です。