２円の攻防

イノ父は同じ株を三単位持っています。一つは自分のため、一つはトリ娘のため、もう一つはイノ娘のため。ありがたいことにこの株には配当があります。イノ父の計算によると今回の配当は一人当たり１９９２円だそうです。

イノ父は２千円を差し出し、「１０円のおつり頂戴。」
イノ娘はお財布から一円玉を取り出し「一枚、にまーい（省略）、八枚。」

イノ父「１０円。」
イノ娘「昨日は８円と言ってた。」
イノ父「金融機関からお金をおろしてきた」←手数料と言いたいらしい。
イノ娘「知ってる？　一円を作るのに一円以上かかるんだよ？」　←実質８円以上払ってると言いたいらしい。

軽くもめているところへトリ娘がやってきた。２千円を受け取り「はい８円」イノ父、不戦敗。
父はかくも娘に弱かった。

おまけ
ウシ母の両親はお金におおらかでした。でもそんな両親に育てられたウシ母ですが、娘たちは厳しいようです。