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竹ペンとインクで気楽に描いてみる

「里山」

竹ペンとインクで描くと絵がはっきりするので色鮮やかに塗っても様になります。

過去記事と重複するところもありますが、ご存じない方にお勧めしたいので改めて書いてみました。

なぜ竹ペンかというと描きなおしができないこと、線の太さがばらばらになる、細かく描けない、インクが途中でかすれたりするなど制約がありとにかく描いてみないと結果がわからないので面白いということでしょうか。

竹ペンといっても他の材料でもなんでもいいです。
私が作ったのは割りばしが最初で竹製の割りばしも使いました。
細い竹が散歩道に時々枯れて落ちているので、それを拾って作ったこともあります。
少し太いですが菜箸でも作れます。

この前テレビで絵本作家の長谷川義史さんが筆の反対側を使って描いておられたのをみてなるほどと思いました。
このようなペンはインクの付け方でかすれたり、太さがバラバラになるので思いっきり描くことが出来ます。


インクは証券用インクとして販売されているものを使っています。
絵を描くのには耐水性であればなんでも構わないと思います。
私の使っているインクはガラス瓶製です。重量もあるので安定性もあります。

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「海に続く道 」

松屋町交差点

「交差点」

戸外で描く時に昔の矢立を使うこともあります。
古道具店などで意外と安く手に入りました。
墨壷のところに脱脂綿を入れて墨の代わりに耐水性のインクを染み込ませて使うのですが、こぼれないので具合はいいです。
でも乾燥しやすく固まってしまうと描けないので、出先でスポイドを使って綿に染み込ませるのがいいようです。

南家住宅はがき

「旧家」

下の写真の左端にあるのが矢立です。
竹ペンは手製ですが既製品も画材店などで販売されています。

でも結構重いので小さな瓶に綿を入れて墨壷としてもいいかなと考えています。

竹ペンセット

下の写真の左から材料は竹の割りばし、竹の菜箸、竹です。右端は市販の付けペン(Gペン)です。

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付けペンにはGペンとかいろんな種類があってまだ自分に合うものは見つかっていませんので、少しずつ試していこうと思っています。

インクがカートリッジになっていて交換できる耐水性の万年筆のようなペンも販売されているのでお好きな道具で一度こんな描き方を試してみてはいかがでしょうか。