24/6/3 50代のハローワーク(仮)
なんであんなに「落語会主催を仕事にして食っていく」と意気込んでいたんだろうか。他に収入源があって、その仕事とうまくバランスとってやる方が、不安定を回避できて良いに決まっている。会社員なら、社会保険で厚生年金だし。それでいいじゃんね。それの方がよっぽど長く続けられるよな。
で、相変わらず仕事探しは継続しています。早く「見つかりました!!!」って言いたいけど、なかなか言わせてもらえない。5月は落語会もあったので、3社しかエントリーしなかったけど、安定の不採用だった。こういう安定はいらんのよ。前に諦めて占い師とか冗談めかして言っていたけど、本気で占い学校探しとかしかねない状況だった。採用に落ちまくって、いよいよ本気でその道を考えた時、結局不安定が追加されるだけになるから、今の私にそれは違うよなと思い直した。占い師、そう簡単になれるはずないし。
確か、葬儀社とかメモリアルパーク系も検討するか!とも言っていたけど、これがね、この業界も「若い人がいいです〜」の匂わせ募集要項が蔓延っていて、どうも50代はお呼びじゃないらしい。いや、お呼びなんだけど「正規じゃなくてパートな!」臭充満。パートだったら今の仕事でええねん。
そもそも、何で葬儀社やメモリアルパーク系なら50代もいけると思ったんだっけ?と考えてたら思い出した。私は夫の死後、わりとすぐに正社員の仕事に就いていた。それがメモリアルパーク、要は霊園管理事務所の事務職。ハローワークの紹介でゲットした正社員の仕事だった。家からも歩いていける範囲で、夫を見送ってすぐだったこともあり、どうせ皆死ぬんだし!!!高齢化も進むし!!!これから必要とされる仕事じゃね?と、その時は思ったのだ。
しかし入社してみると、入社前の約束はあってないようなものだったし、考え方も古くて、女には女に向いている仕事をという考え方が強かった。そして、貧乏人に異常に冷たかった。お墓は、安いと言われている樹木墓などの集団埋葬型であっても、そこそこの金額がかかる。しかし、そんなン十万円程度は端金扱い。テキトーにあしらっといてみたいに裏で言ってた。立派な墓石を建てる客にはヘイコラ。そんな業界だった。あ、全ての霊園がそうじゃないでしょうけど。
いろいろあって辞めることになった時、社長から「またこの業界で働きたくなったら、年をとっても働ける職種だから」と言われたことが記憶の片隅に残っていたのだろう。それで霊園なら50代でもイケる!と思っちゃったのかな。辞める時に「もうこの業界には足を踏み入れねえぞ!」と心に誓ったっことを忘れていた自分。なんてめでたい性格。イケるわけないじゃんね!!!嫌で辞めたんじゃん!
ここ最近、霊園の求人を見ていたけれど、副業NGのところが多かったのも、私には無理そうだなーと。そう言えば辞めた霊園も、私に落語会の主催を辞めさせたくていろいろ言ってきてた。副業OKで入社したのに、実は副業を辞めさせる気満々だった。私が何で落語会をやっているかなんてどうでもよくて、儲からないなら辞めなよってずいぶん言われたんだった。そうそう、そうだった。思い出したぞ。嫌すぎて記憶から抹消していたのかもな。やっぱり霊園への就活はパスだな。
と言うことで、「50歳のハローワーク(仮)」は振り出しに戻って、文化系の事務職員で仕切り直しです。ま、そう簡単に決まらないでしょうけど。この年だからこそ、下手に妥協できないんだよなあ。もう失敗を繰り返す時間はない。焦って妥協しない。これが50代の本気の仕事探しの肝。
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