SBI証券のジュニアNISA開設方法|事前準備についても解説!
子供の教育資金をどのように貯めようか、迷っていらっしゃる方も多いのではないでしょうか?
我が家も3人子供がいるので、どのように、どのくらい貯めればいいのか迷っていました。長女は学資保険に入っているのですが、長男・次女の分は何もしていません。今更学資保険に入っても利率はよくないし・・・。と思っていると、ジュニアNISA改正で使い勝手が良くなったという情報を耳にしました。
今までは運用実績に関わらず、18歳まで払出しができなかったので、使いたいタイミングや値上がりした時点での解約ができませんでした。
しかし、廃止が決定されたことにより、2024年以降であればいつでも払出が可能になったのです。
何かしらの運用で教育資金を準備しようとは思っていたので、通帳に貯まっていた児童手当をジュニアNISAで運用することにしました。
そこで、今回の記事ではSBI証券でジュニアNISA口座の開設方法を解説します。(私が元々SBI証券を利用していたためです)
事前に準備しておいた方がいいことや時間のかかったことなど,、実際に感じたことも合わせて説明したいと思いますのでぜひ参考にしてみてください。
1.ジュニアNISAとは?
ジュニアNISA(未成年者少額投資非課税制度)は、子供の将来に向けた資産形成のための非課税制度です。
本来は投資で得た利益に関しては20%の税金がかかりますが、その税金が非課税になります。
ジュニアNISAは2023年に廃止されることが決まっていますが、そのまま運用することも可能です。そして廃止決定されたことにより、払出し制限もなくなるという恩恵が受けられるようになりました。
2.SBI証券でのジュニアNISA開設の流れ
ジュニアNISA口座開設のおおまかな流れは以下の通りです。
3.実際の開設方法
ここでは、親権者がSBI証券に口座を持っているという我が家の状況で説明します。では実際の開設方法を見ていきましょう。
3-1.事前準備
口座開設する前に準備しておくべきものは以下の2つです。
〇子供用のメールアドレス
〇子供名義の口座
特に子供の通帳を作るには、手続きに行ったり、郵送でのやり取りがあったりと時間がかかることも多いので、必ず事前に準備しておきましょう。
また、アドレスも「子供用のアドレス」をお持ちの方は多くないのではないでしょうか?
そこでおすすめなのが、Gmailのエイリアス機能です。
このエイリアス機能は、アドレスの後ろに「+〇〇」と文字を追加することで元のアドレスに紐づけされたアドレスを作成することができます。
私も自分のアドレスに文字を追加して、子供3人分のアドレスを作成し、こちらで管理できるようにしました。
3-2.口座開設手続き
「お子さまは、SBI証券に口座をお持ちですか?」
「親権者さまは、SBI証券に口座をお持ちですか?」
質問に答えて、ログインします。
未成年者の情報を入力して次の画面に進むと、さらに詳しい情報を入力する画面が出ますので以下の入力していきます。
お名前/生年月日/性別/電話番号/郵便番号/住所/アドレス/居住地国/国籍
特定口座に関することや投資に関する質問などに答え次の画面へいきます。
次に「振込先金融機関口座」「未成年者のご職業・お勤め先等について」「ご世帯主について」「インサイダー登録」について入力し、申込を行ないます。
これでネットでの手続きは終了になります。
後日口座開設の申込書が届きますので、その間に住民票を取りに行っておくとよりスムーズに手続きができます。
3-3.書類の記入・必要書類を揃える
未成年口座の開設・申込書が届いたら、記入し書類の準備を行ないます。
必要な書類は3つです。
1.「親権者」
2.「未成年者」
3.「未成年者と親権者の続柄がわかる書類」
1.「親権者」2.「未成年者」の書類は以下の書類から2種類準備します。
・各種健康保険証のコピー
・印鑑登録証明書
・マイナンバーカードのコピー
・運転免許証のコピー
・在留カードのコピー
・特別永住者証明書のコピー
3.「未成年者と親権者の続柄がわかる書類」は以下のうちいずれか一式を準備します。(同一世帯の場合)
・住民票の写し(個人番号の記載あり)
・住民票の写し(個人番号の記載なし)+未成年者の通知カードのコピー
・住民票の写し(個人番号の記載なし)+未成年者のマイナンバーカードのコピー(両面)
不備があるとその分口座開設に時間がかかってしまうので、返送する前にきちんと確認しましょう。
3-4.口座開設完了
その後、口座番号やユーザーネーム、パスワードなどが記載された未成年口座開設完了のご案内が届きます。
これでログインができるようになるので、ここから取引するための入金手続きを行ないます。
4.入金方法(ゆうちょ銀行の場合)
入金は子供名義の口座からしかできないので、子供の名義から入金手続きを行ないます。
我が家は、子供達名義でゆうちょ銀行の口座を持っていたので、資金を一旦ゆうちょ銀行の口座に入金していました。インターネットバンキングの手続きをしていなかったので、「振替入金」のサービスを利用することにしました。
もし、子供名義の口座でインターネットバンキングが利用できる状態であればすぐに入金手続きができます。
4-1.振替入金の申込書の請求
ログイン後「入出金・振替」から「振替入金(ゆうちょ銀行)」の申込書請求を行ないます。
4-2.必要事項の記入と返送
書類が届いたら、必要事項を記入して返送します。
記載するのは、以下の項目です。
・ゆうちょ銀行の口座番号
・住所
・名前
・電場番号
・生年月日
・SBI証券の口座番号
4-3.振替サービスを利用して入金
振替サービスを利用して入金できたら、取引を開始することができます。
振替サービスが使えるようになるまで、3~4週間程かかりました。ここの時間を短縮したい方は、子供名義の口座でインターネットバンキングの利用ができるようにしておきましょう。
5.まとめ
今回の記事では、SBI証券でのジュニアNISA口座開設の方法を解説しました。
ネットでの申込ができるので簡単に始められますが、子供名義の口座やアドレス、本人確認書類の準備などで時間が取られる場合があります。
申込をする前に、口座開設全体の流れをつかんでおくとスムーズに進めることができるでしょう。