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【和泉川・瀬谷区】川と林を一体デザインして、自然あふれる水辺を造る(水辺ウォーク)

 今回「BOOKMARK」するのは、横浜市を流れている和泉川(いずみがわ)の泉区の区間です。(※水辺ナビに登録していく事から、水辺を紹介することを「Bookmark」としています)

 和泉川は横浜市の瀬谷区・泉区を通って境川に合流する約11kmの河川です。今回は、その上流部分の横浜市瀬谷区を対象として、三ツ境駅からいずみ野駅まで歩いてきました。

水辺の概要

 この区間には、二つ橋水辺公園、東山の水辺、関ヶ原の水辺、宮沢遊水地など、自然あふれる水辺がいくつもあります。
 これらの水辺はそれまでの自然を残した空間ではなく、どぶ川となった川を整備して作られた河川です。「多自然川づくり」と呼ばれる、この河川整備では川岸や水際をコンクリートで覆うのではなく、土砂や石などの自然素材を使い、護岸は背後に立てることで、川らしさを創り出しています。
 また、河川の周囲の土地も買取るなどして隣接する斜面林も合わせて一体化した空間にした。このデザイン・設計が、いま目にする自然がいっぱいの水辺空間です。

■撮影日
2022.7.30

■参考資料


土木学会, 最優秀賞:和泉川/東山の水辺・関ヶ原の水辺
https://www.jsce.or.jp/committee/lsd/prize/2005/works/2005g1.html

ミツカン水の文化センター
和泉川で学ぶ多自然川づくり実践のポイントと継承の課題
https://www.mizu.gr.jp/images/main/bunkajuku/houkoku/021//021-izumigawa.pdf

吉村伸一, 川からまちづくり計画
https://www.engineer-architect.jp/serial/cate/note/1767/


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