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マイ•エレメントを観て(my回想録)

生まれた時に初めて見たお手本(母)は、自分の中には全くないエレメンツの人だった。

母は水✖︎風のわたしに、火になることを求めた。

わたしの周りには、火の人が不思議と多くて、やり方が分からなかったけど、とにかく必死でその人たちの真似をした。
ずっとずっと火みたいにならなくちゃって思いながら生きてた。

その時から、ずっと自分は違うって分かってたから、その違う自分を認めてもらえない事が、何より悲しかった。

大人になっても相変わらず、火の人は周りに多くて、そういう人に出会う度に自分は小さくなって、縮こまった。

本当は仲良くしてみたいけど、自分が消されちゃうんじゃないかっていう怖さで、なかなか近づけなかった。
火の人を好きになることもあった。
憧れの気持ち。
でも本当は、きっと羨ましかったから。

だって、火はいつでもスターだったから。
何の疑いもなく、スターだったから。
いつも明るくて、強くて、わたしには無いものを全部持ってる気がした。
そんな火の人が、どこかで疎ましくもあったんだと思う。

今でも火の人に会うと、逆張りしちゃう癖が消えないのは、その明るさで自分が消えちゃう気がするから。

でも、エレメンツを知って。
水には水の良さがあって、
風には風の良さがあって、
地には地の良さがあって。

わたしに無いものは他の人のものだから、、それを追いかけるよりも、SMAPの歌のように、自分は自分の花を咲かせることが、自分を生きるってこと。
わたしが小さくなってる限り、わたしの良さは決して表に出てこないから、勇気を出して、自分を表せばいい。

火の良さも、水の良さも、風の良さも、地の良さも、みんながみんなの良さを認め合えたら、そんな理想の国だったら。。
そんな幼い頃からの理想郷。

わたしは、運良く魔法学校に入学できて、その学問を学べたのだから、今度は自分が生きたい世界を実現するために、この学問を役立てよう。

火しかいない世界は、わたしには生きにくかったから、色んなエレメンツが混じり合って、共鳴し合ってる世界に住んでみたい。
正解が一つしかない世界は、わたしには生きにくかったから、今度は生きたい世界を自分で作って行こう。

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