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誰のためのお洒落? ファッションに何を求めているのか問題 〜自問自答×イメコン〜


もしも他者から私が認識されないなら……


欲しい服はネットでも、実店舗でも買える。
でもその道中やお店では誰にも会うことはない。

お洋服はあるし購買活動はできるけど、
他者から認識されない、他者の介在を受けない、
そんな不思議な世界。

そんな世界でも、
あなたはいまと同じようにお洒落をしますか???

「はい、します」と言う方は、よっぽどお洋服が、ファッションが好きなんだろうなと思います。

私は「はい」と答えられる自信がないです。


「誰か」のためにお洒落をしているつもりはないのに。
自分のためにお洋服を着ているつもりなのに。


私は誰のためにお洒落をしているんだろう?
今日はそんな自問自答noteです。

私はネイルがしたいです💅🏻

よく聞く「男は女性のネイルなんて〜」という文言。

私はあまりリアルでは聞きませんし、過去にそういった言葉を向けられたことはありませんが、私は誰のためでもなく、自分のためにネイルをするのが好きです。

視界の端に映る自分の爪がかわいいとテンションが上がりますし、物撮りするときも映り込むネイルがかわいいと日常が華やぎます。



私はいつもサロンでジェルネイルをしているのですが、現在はお休み中です。


右手の中指にグロームス腫瘍という腫瘍が見つかり、4月に手術を控えているのですが、手術当日は他の指もすべてオフする必要があるとのことなので、自爪ケアに力を入れようと他の指もすべてオフしました。

爪のふくらみ(湾曲)以外に割れたりなどの変形はないのですが、引っかけたりしないようにネット包帯をつけて、他の爪はすっぴん爪。


これがまあ〜〜しんどいのです。


物撮りしても物足りないし、誰かに何かを言われることもないのに、自分に対してテンションが上がらない


きっとジェルネイルをしている自分のことを「この私が好き」「テンションが上がる!」と思っていなければ、その姿の自分を知らなければ、こんな気持ちにはならないんだろうなあと思います。

知ってしまったから、どうしても物足りなく感じてしまいます。
イメコンも同様で、「似合う」の威力を知ってしまうと、どうにも物足りなくなってしまったタイプです。




そして、「自分に対してテンションが上がる」(≒自分にがっかりしない)って、生きていくうえですっごく大きなエネルギー源になるなと痛感しました。




「他者は気にしなくても私が気になる」というのは、裏を返せば他でもない「私自身」の気持ちを大事にしてあげられているということで、

そこにお金をかけてあげるのは「自分を大事にしてあげられている」ということに繋がって、精神衛生上とてもよいと思います。

それはネイルじゃなくてもなんでもよくて、スキンケアでも、下着でもハンカチでも、一人で食べるときの食事でもなんでも、
「誰にも見られない/誰も気にしないところを自分だけは気にかけてあげる」というのは、ストレス社会を生き抜くうえで大事なセルフケアだと思います。



私は元々、あまり自己肯定感が高くないですが、自分の機嫌をとってセルフケアしてあげることは「正しい行為」だと思って、訓練のつもりでやっていました。



そうすると、ふとしたときに「私は自分のことを大事にできている」と思えて、自分は大事にされるべき存在だと自己認識できるので、
私にとってはファッションはその一環としての面も強いかなと思います。


もちろんお洋服が好きなのはありますが、私はセルフケアの一環としてお洒落をしています。


私は人の目を気にしているのか?

もしも、この世に服装にまつわるルールなんてなくて、着ているものから意図せず思想を読み取られることがなかったとして、私は「好きに」服を選べるだろうか?

「好きに」を自由気ままに、とするとおそらくむずかしい。なぜなら私は常に「最適解」を求めてしまうから。



じゃあ「最適解」って何だろう?
世間一般の価値基準のこと?そもそも世間一般って?


話は少し逸れますが、私は帰属している組織の「規定」をしっかりと守るタイプです。

大学時代は厳しい部活に入っていて、4年生の冬までピアスを開けられなかったので、欲しいピアスを見つけると「引退したらつけよう」と、つけないのに少しずつ買い集めていました。

驚かれることもありますが、私は当時まったく苦じゃなくて、ただ社会人になったら服装の規定のないところで働きたいなと思って、就活中すら私服OKのところに絞って就活を進めました。

規定があると、私はそれを「破る」ことを極端に嫌がってしまって、(大学の部活はそんなことありませんでしたが)場合によっては「守るべきだと思えない」という葛藤を抱えてしまいます。


(褒められたものではありませんが、規則や決まりがある学校に通いながら言われたことをきっちりやれないのが嫌で、高校1年生のときに単位があと一日で足りなくなるまで半不登校をしていたことがあります。私はとても両極端です)


なので今は「オフィスカジュアル」をわざわざ気にすることはないのですが、そもそも私が似合うものも、自分で良しとしているものも、人からハッと驚かれるようなものはほとんどないです。
好きにしたいというよりも「規定」の存在が嫌という、そんな価値観を持っています。



服装規定ギリギリを攻めるとか、そういうのも好きじゃなくて、「規定」そのものがないのがいい。あるとしっかり守ろうとしてしまって、自分の思う「最適解」を目指せない・枷になる可能性が出てくるのも息苦しい。
服装規定は破りたくないから、規定のないところに行きたい。


私は社会や組織のルールに縛られているというよりも、「ルールは守らなきゃいけない」という私自身の価値観と、「自分でしっくりくる心も体も似合う服を着たい」という自らの意志によって、どちらも叶えられる選択をしているだけみたいです。



そうなると、社会規範を優先しているようで、優先しているのは「社会生活における自身の価値観」かな?
誰かの目を気にしているというよりも、私自身がそういう価値観だから、というのが大きいのかも。



そうなると、

誰のためにお洒落しているの?

と言われると、これもまたむずかしい。

突き詰めると「自分がそうしないとしっくりこないから」(≒自分のしっくりのため)にしかならない気がする。


似合う」もそう。自分がしっくりくるもの、「なんかちがう気がする」「買ったけどなかなか手が伸びないな」という感覚を紐解くためのイメコン。

誰かのためにしているわけではなくて、結局は自分がそこを紐解きたくて、しっくりくる感覚を私自身が求めている。



周りから「似合う」と言われても、自分がしっくりこないなら、
自分が持つ疑問や悩みの解消や過去の経験や感覚からくる自分像などの「実態」と合わないと、私はいくら人から言われても「似合う」と認識できない。


客観的な視点や判断軸を与えてほしいけど、完全なる他人軸ではない。だって、それを参考にするか否か、最終ジャッジをするのは私だから。


ならば、

誰にお洒落だと / よく思われたい?

となるとどうだろう。


私は「かわいい」をよしとしているので、「よく思われる」は「かわいい」で。


私は誰にかわいいと思われたいのか?
道ゆく人?会社の人?アパレルショップの店員さん?

※自分でコーデを組む以上、「かわいい」と思われようとすると私自身が「かわいい」と思っている必要があるので、
私からの目線は前提として存在しています。

私の場合はまず第一にパートナーです。
とはいえ、私への判定基準がガバガバなので、あまり考慮の必要はなく、次は仲良い同性の友人たち。


フォロワーさんとのお出かけの機会も多いので、そこがメインになるかな?



では、道ゆく人たちや万人、アパレルショップの店員さんたちは?と思うと、
そう思われたらうれしいけど必須ではない(自ら求めにはいかない)かなあ……というのが本音。




そもそも私の好みかつしっくりくるコーデは、街中で目を惹くインパクトのあるものではなく、ただよく見ると装飾性や合わせ方、着こなしにこだわりがあって……というものが多いです。

「お洒落ですね」と褒めていただくことはあっても、それは会話の中の一コマで、
どこへ行っても振り向かれるような、そこまでのものは求めていないしそうなるファッションはしていないと思います。


とはいえ、自分含め誰かに「かわいい」と思ってもらえるとうれしいな、と思ってしているコーデならば、それが他の誰かからも「かわいい」と思われることはあるはずで、


私のことを一対一で見てくれた人が「素敵だな」と思ってくれるとそれはそれでとってもうれしい


ただ、万人からよしとされることはきっとむずかしいし、もしかしたら私のターゲット外の人から「私はかわいいとは思いません」「あなたはお洒落じゃないですよ」と言われることもあるかもしれない。

でもそのときは、「あいにくですが、こちらは会員様限定でして……」と「あなたは対象外ですよ」と私からお断りすればいいと思っています。だってその人のためのお洒落じゃないから。



そして、私は外見だけでなく

・価値観
・人物像
・ライフスタイル
・仕草
・話し方

に合う、私自身がしっくりくる・私がよく見られたい人から見て「イメージどおり」なファッションをよしとしています。

私の価値観・人物像・ライフスタイル・仕草・話し方を知らない人に、120%のよさを伝えるのは不可能だと思っています。

そこを前提とした「似合う」「しっくり」なので、それを知ってもらえていないと、なぜわざわざこれを選んだのか?の細部が伝わらないからです。


ここのnoteやつぶやきでは、できるだけ伝えられたらいいなあと思っていますが、きっとすべては伝わりきってないだろうし、
フォロワーさんたちのことも全然わかってないんだろうなと思います。


なので、ある程度のところまでいくと、身近な人など「この人からの見られ方を大事にしたい」と思わない他者の意見は気にしすぎなくてもよいかもなあ……とぼんやり。


あまりとりとめのないnoteになってしまいました。


ということで、改めて、

自分が誰のためにお洒落をしているのか、誰によしとされたいのか、見誤らずにファッションを楽しんでいきたいな、と思います💖✨


今日はこのへんで失礼します^^


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