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「なりたい/好き/似合う」と「身に纏いたい/纏っていて落ち着く」ってちょっとちがうよねって話

こんにちは。みず乃です!
やっと先日、複数人での自問自答ファッション講座を受けてきました!

今日はそこで話題に挙がった「なりたい/好き/似合う」と「身に纏いたい/纏っていて落ち着く」ってちょっとちがうよねっていう、タイトルそのままの内容です。

私はよく「なりたい/好き/似合う」にプラスして「身に纏いたい/纏っていて落ち着く」という言葉を使います。


あきやさんの書籍には「ファッション選びの6要素」として以下の6つが登場します。

① ブランディング
   ∟ なりたい姿を表現する
② キャラクター
   ∟ 好きなものを身につける
③ 外見との調和
   ∟ 似合うもので魅力を引き出す
④ トレンド
   ∟ 旬を生きる
⑤ TPO
   ∟ 信頼感がある人になる
⑥ 機能
   ∟ 心地よく過ごす

『一年3セットの服で生きる』

どれもファッション選びで重要な要素ですよね。ファッションにおける考え方の違いは、これらの優先順位の差やウェイトの占め方でほぼほぼ説明がつくんじゃない?とすら思います。

ここで今日のテーマに戻りますね。

「なりたい/好き/似合う」と
「身に纏いたい/纏っていて落ち着く」って
ちょっとちがいますよね?

なりたい、好き、似合うはおそらく上の①〜③ですよね。③は「外見との調和」とあるので、「内面との調和」は①、②のなりたい、好きあたりに含まれてきそうです。

でも、「なりたい」からと言ってそれが内面と調和しているか?「好き」だからといってそれが着たいか?と言われると、必ずしも一致しないなと私は常々感じていました(冒頭の別記事参照)。

いくら「なりたい」「好き」と言っても、現実の自分とあまりに乖離があるとそわそわしてしまうことってありますよね。もちろん、それでもなりたいから!!!好きだから!!!とパワーで押し切れる人、そこに向かって自分を寄せる努力ができる人もいると思います。

私はどちらかというと、ズレが大きいと苦しくなってしまうタイプです。そんな私がついつい「なりたい」「好き」で飛びつきそうになったときに、自分の心に聞く魔法の言葉をご紹介します(もうネタバレしっぱなしですが)。

・それは実際に「身に纏いたい」?
・「纏っていて落ち着く」か?

です^^

「身に纏いたい」というのは、簡単に言うと「着たい」ですね。香水選びでよく活躍するのでこの表現にしています。

なりたい、好きと言っても、いざ自分のことに置き換えてみると「私のじゃないな」「見るだけで十分」「来世でいいや」って思うものも中にはありますよね。
もちろん、心の奥底にある願望を形にするため、そこの実現のため突き進む道もありますが、この質問をすることで自分の本気度を測れます。
熱量がないと、ズレの大きさに苦しむことが多く、しんどい思いを何度もしてきました。実際に運用していくことを考えると、なかなか大事な視点だなと個人的には感じています。

続いて、「纏っていて落ち着く」です。これはざっくり言うと「しっくりくるか」「内面的に似合っているか」。別の見方をすると「これを着ている自分が好きか」かな?と思います。

なりたい、好き、着たいと言っても、いざ着るとそわそわするファッションってありますよね。アイテム自体は好きでも「これを着ている自分は好きじゃない」。なりたい、着たいと思ったのにいざ自分が身に纏うと「なりたい姿に仕上がらない」ということはファッションにおいてよくあります。

アイテム自体の印象と、それを身に纏ったときの自分の印象にズレが発生することもあります。少し主体性に欠けますが、私はよく「この印象で人から見られたいか?」を考えます。

ポップなカートゥーン調のかわいいバッグ、かわいい!持ちたい!と思っても、何だかしっくりこない。なぜだ?と考えると「このバッグを持つことでポップで明るい印象で見られることが嫌だ」とわかりました。アイテム自体は好きでも、それを持っている自分のことはさして好きじゃなかったのです。

もしかすると、④〜⑥のトレンド、TPO、機能の面に繋がる方もいるかもしれません。トレンドど真ん中すぎてミーハーに見られそうで嫌/トレンドに乗れてないと落ち着かない/TPOを厳守したい/機能面でどうしても許せない部分があって落ち着かない……。


「そんなこと周りは気にしていないよ!」「好きなもの着なよ!」「ファッションは我慢!」なんて言葉に悩まされてきた人、いますよね。私もその一人です。好きとかないし。正しくは「好きより譲れないものがある」でした(私の場合)が、私は「纏っていて落ち着かない」というのが何よりも苦しいことに気づきました。

もし似たような経験がある方は、ぜひこれからアイテム選びのときに心に聞いてみてください。

「このアイテムを纏っていて落ち着くか?これを纏っている自分が好きか?」


なりたい、好き、似合うの方向性が同じ方、「なりたいと着たいって一致しない人いるの?!」という方もきっといると思います。あっちこち違う方を向いていると、後から「コレジャナイ」に悩まされることも多いと思います。

「なりたい/好き/似合う」と「身に纏いたい/纏っていて落ち着く」ってちょっとちがいますよね。

もちろん、何をもって「落ち着く」と感じるかは人それぞれですし、やはりそこは冒頭で紹介した「ファッション選びの6要素」の優先順位などによると思います。


私は「なりたい/好き/似合う」と「身に纏いたい/纏っていて落ち着く」のズレになかなか気づけず、服を買ってはしっくりこず捨て……を繰り返してしまったので、少しでも同じ悩みを抱えている方の参考になればと思います。

勢いでばばーっと書いてしまいましたが、ひとまず本日はこちらで失礼します。

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