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今日から君が括弧の中だよ、日付くん。(2023/07/06)


日付よりタイトルを先に書いている人がほとんどだと気づいたので、私も先人に倣うことにした。


好きな日本画家の展示があっていると耳にしたので、電車に乗って街まで来た。
市電を見ると熊本だなあと感じる。あと熊本城。コロナも徐々に生活に馴染んできたからか、外国人観光客も結構いた。長岡、京都と比べると圧倒的にマスクしている人が多かったので少し居心地が悪い。かといってマスクつけたらメイク取れそうで怖いし……

最近ほぼニートのような生活を送っているので時間を気にせずに家を出たら街に着く頃にはすっかりお腹が空いていた。時計を見たら14:00だ。朝ごはんが8:00だったから、そりゃお腹が空くわけだ。

食べログを検索して良い感じのお店に向かう。
そのお店はビルの中の通り道にあるらしい。通り道入るとそこに並ぶお店はほとんど閉店しているようで、石造の装飾が施された廊下に閑散とした雰囲気が合わさって秘密基地に向かう気分にさせてくれる。角を曲がるとひとつだけ開いているお店があった。ここが目的地のカフェらしい。中に入ると70代ほどの女性2人が料理を作っていた。テーブルが5つしかないこぢんまりとしたお店。私以外にも3人お客さんがいたがいずれも常連さんらしく、店員さんと世間話を繰り広げている。
メニューを見てハンバーグセットを注文する。
このお店のハンバーグは想像した2倍くらいの大きさだった。しかも柔らかくて美味しい。食べ応えあるのに無限に食べれそう。あと生ハム久々に食べたけど、君めちゃくちゃ美味しいね。

美味い!!!

珈琲を飲みながら一息つくと、私は美術館へ向かう。違うところを転々としていると、馴染みのある街の気づかなかったものが見えて新鮮な気持ちになる。大型ショッピングモールの屋上の棒が木の形になっていることも、美術館の踊り場の天井が半円形に吹き抜けになっていることも今まで気にも留めていなかったけど素敵だ。

途中にあった本屋に入り平積みされている本を眺める。角川文庫の激安の本を見つけた。短編ひとつしか入っていないとはいえ、400円以下ってめちゃくちゃヤバくない?そのなかから川端康成の雪国と遠藤周作の海と毒薬を選んで買った。カバーも可愛いし最高だ。友達との文通用に便箋も買って、今度こそ美術館に向かう。

寝る直前に惰性で撮った写真。
後から変わるかもしれない。


油画でもデザインでもなんでも見るのは好きだが、特に日本画を見るのが1番好きだ。奇抜な色を使っても上品で繊細な雰囲気が残るからかもしれない。力強さがあっても上品さや静寂が残る作品が好き。淡く繊細に変化していく色を追うのが楽しい。
私は水面を見るのが好きなのだが、日本画の色の広がり方が水と似ているのも日本画が好きな要因のひとつかもしれない。

花のスケッチが置いてあった。あまりにも線が綺麗すぎて上手すぎて悔しくなってしまった。いつかこんな線が引けるようになりたい。




家族会議。休学すること親が了承してくれた。

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