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大学受験英語に携わって来て思うこと part1

英語コーチングizumiです。
30年近く高校や予備校、専門学校で講師として教えて来た中で感じたことを綴ってみようと思います。
長いこと教えてきた中で、帰国子女の生徒や、英語が共用語の国で育った生徒は何人かいました。帰国子女の生徒は発音を聞かれるのを恥ずかしがったりする傾向があり、(外人とか揶揄われるので)わざとカタカナEnglishふうに発音したりして、、海外経験が必ずしも英語の成績とは連動しない生徒もいました。帰国の時期と本人の努力がうまくいくと高校時代に英検1級を取れたりして、それを活かす生徒は推薦でW大の国際教養や国立H大に行ったりするし、生かさない生徒は普通に理系の大学に行ったりしてました。英検1級レベルを持っていても大学受験にはあまり生かせないのかなという気持ちがあります。帰国した時期と中学、高校にうまく馴染めるかで大きく左右されるのかなという感じです。(筆者の在籍した高校は県内でも3本の指に入る私立中高一貫校でした)
 一方、フィリピンやベトナムの母国語ではないが公用語として暮らし、ある時期に来日(多くは中学か高校)する生徒、この場合は日本の大学受験を受けるためにはかなり本人の努力が必要になります。受け持った生徒(専門学校生)はTOEICで990点取得したということでしたが、日本語が不自由で、他の教科で苦労していたようです。当然就職も、もし日本人の生徒で990持っていたら外資系でかなりスーパーなところに行けるでしょうが、結局日本で就職するにあたり、日本語が不自由では厳しいようでした。
 この2種の生徒たちは英語の教員としてはやりにくいことこの上ない(自分よりlisteningやspeakingはずっと上である)のですが、不思議とうまく難関大学に入っていく生徒は謙虚で、自分が英語圏で育ったことをこの日本でなんとかうまく適合させていこうとしているように」思えました。一方、自分の英語力から英語の教員を馬鹿にするような態度をとる生徒は他の教科や、就職でうまく行かない様子でした。日本の社会に適合(受験体制や就業体制も)するとはそういうことなのだろうと思うようになりました。  (part2に続きます)オンラインのレッスンやコーチングも随時受け付けておりますので、お気軽にお問合せくださいませ!

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