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大学受験英語に携わって来て思うこと part2

こんにちは izumi_englishcoachです。
20年以上様々な生徒を見て来た中で、帰国子女さん、英語が公用語の国出身の生徒さんの話を前回しました。
part2では推薦入試のお話をしようと思います。(※*大はおすすめとかそういう話でなく)見てきて感じたお話になります。
以前と今の勤務先は大学附属で医学部推薦があります。中高一貫校で医学部に推薦で入れたい親御さん、やはりお医者様が多かったです。それまで私の周囲には国立大学の医学部の友人はいたけど、下からの私立医学部推薦組の知り合いはいなかったので、最初は驚くことが多かったです。
中3で、「ここの付属じゃなくて※*大の(私立)医学部に行きたいんです。親が3千万までなら出せるって言ってて」あっさり言う生徒。そこの学校は推薦で医学部に行くと、学費およそ3千万の他に入学時に600万かかるという噂でした。学年で大体10人前後推薦枠があり、3年の秋には決まるわけで、明暗が分かれる感じになります。驚いたのは、学年トップで国立C大学の医学部にも十分行けると思われる生徒も推薦を受けて大学附属の医学部に行ったことでした。国立の医学部なら6年間で400万、私立だとその10倍近いわけです。国立なら国が出す学費を私立なら親が負担するわけですよね?親御さんはお医者さんでしたが、お金より何より、浪人をさせたくないのとネットワークの関係だったようです。医者になるなら国立の選択しかないという世界にいる私には、衝撃でした、、ただ、かなり進学校でもあったので、推薦に落ちてももっとレベルの高い私立の医学部に受かって「結果オーライでした」という生徒もいました。
ただ、大きな声では言えませんが、「ええーっ、;※が医学部いくの? (*ºㅿº* )!」と教員の間で衝撃が走るようなケースも推薦ではあるわけで、様々でした。(もちろんみんなその立場になれば否応がなしに必死に勉強してそれなりに立派になっていくんですが)


医学部推薦の話はこれくらいにして、他の大学推薦では、偏差値の高い高校が指定校推薦でいい大学に行けるとは限らない、ということも実感しました。K大やW大のような難関人気私立に受験すれば入れるのに指定校でさっさと安全パイで決めてしまう生徒が多かったので、進路指導部の先生が頭を抱えていました。そのせいで本来推薦を使いたい真面目だけど学力が少し足りないという層の生徒が枠に入れないという実態もありました。
まあ、そんな中で英語講師として一生懸命お仕事をしてきましたが前任校も現在もどちらかというと理系色の強い学校なので、3年になると英語の時間も数学の内職をする生徒も多かったです。大学受験の目的としての英語が終了したあとからがある意味本当の英語との付き合いになると私は感じていますが、まだ弱冠18歳の生徒にそんなことが伝わるはずもなく、、
推薦で決まった生徒はあまり浮かれないようにと教師や親に釘を刺されているはずですが、自動車の教習所に高三の秋から通い始めたり、やはり余裕があるわけで、周囲のこれからセンター試験(当時)というクラスメイトと温度差がありすぎて、ギクシャクしたりすることも、、
あと、入学してからは一般入試の学生とはどうしても学力の差があって苦労するのが目に見えているので、個人的には共通テストも受けて、そしてせめて自分の行く大学の入試の日までは受験するつもりで勉強することをおすすめします。(自分の息子推薦で工学部に行きましたが2月の試験日まで予備校も家庭教師も続けさせました)


次回は一般入試のお話をしようと思います。オンラインのレッスンやコーチングも随時受け付けておりますのでお気軽にどうぞお問い合わせください!
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