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大学受験英語に携わってきて思うことpart6

こんにちは、izumi_englishcoachです。前回は日本の英語教育について自分の体験から感じたことを述べました。今回は数十人接してきたALT(assistant language teacher)について感じたことをお話したいと思います。
日本に滞在している外国籍のネイティブの先生方というのは千差万別かと思います。まず、国籍が米英豪、NZ、中国、仏、フィリピン、最近ではカリビアンの方々も、、、 それぞれ気質はおありかと思いますが、まず日本に永住(日本人の配偶者と子供がいらして家も日本に)する方、一時的に滞在して、任期がおわれば国に戻る方の2タイプがおられます。その違いはあれど、私の接してきた中で日本語や日本の歴史や文化を真剣に勉強しようとする方はほとんどおられませんでした、、これは今でも不思議に思っているのですが、日本人の配偶者を持ち子供も日本の学校に通わせていても日本語がペラペラという方は殆どおられません、、1人だけフランス国籍の方で大学で日本文化を学んだ方はかなり日本語堪能で、書道の先生に書を習っておられましたが、、日本語が分からないとあまり英語の話せない生徒とは当然コミュニケーションはとれないわけで、もちろん学校では立場上日本語を使わないとかそういうことはあるのでしょうが、先程お話したフランス国籍の先生は日本語でも生徒と話せたので、学力の差のある生徒にもとても慕われていました、、
皆さんどんな経緯で来日したかは千差万別かと思いますが、永住するにも関わらず、日本語を本気で学ぶ必要が無いと思っていらっしゃるのだろうと思うようになりました。これは、日本人が海外に住むと決めたらその国の言葉を勉強しようとするのとは対照的に感じられました。もちろん家族の都合などで駐在する事情や昨今はコロナのこともあり、積極的にその国の言語を話せるようになかなかなれない(子供とは吸収力も異なるわけですが)方もおられますが、本人は話せるようになりたいと切実に思っている場合が多いように思います。
これは英語が世界語だから、とか日本語を勉強してもグローバル的には役に立たないと思うとか言う部分の他に、dominant languageの話者だからという認識なのかなと思うようになりました。日本語より力の強い言葉(語弊があるかもですが)のnativeだという認識なのかなと、、もし、ご意見があればコメントを下さればありがたいです。私の感じたことですので、ご本人たちがそう仰ったわけではもちろんないです。
前回もお話したように、日本の中高生は英語で日常の会話や聞き取りはスムーズに出来ない生徒がほとんどです。(海外経験や親がネイティブとかの事情がないかぎり)例えばハロウィンの時期になるとALTの先生方はハロウィンでお馴染みの語彙をまず生徒に示しますが、mummy(ミイラ男)caldran(魔女の大鍋)taffy apple(りんご飴)などは英語圏の子供なら幼稚園でも知っているでしょうが、文化の違いから日本の高校生でも余り知らないですよね?nativeとは使う語彙がかなり異なるのはわかるし、ゲームやアトラクションの中で英語を楽しく教えるのは良いと思うのですが、内容が簡単すぎるように思えて辛くなるときがあります、、かといって制服賛成か否か、ITの普及でこれからどんな変化が訪れると思うかとかdiscussionやpresentationは日本の高校生は苦手で、日本語でおしゃべりの時間になったり、蚊の鳴くような声で発表したり、、英会話の時間はとにかく積極性がものをいうので、もう少し6年も英語を学んできた成果を出せれば良いのになあと思ったりします、、、かと言って自分たちの学生時代のように単語や文法、長文読解ばかりでも味気ないので、オーラルの授業は大事だけど、ALTの先生方をもっとうまく活用出来れば全然違うんだろうなあと思ったりします、、、そして、ALTの先生方がもう少し積極的に日本語や日本文化にアプローチなさった上で生徒と接してくれたらどんなに違うだろうかと、、
今日はこのあたりで終わりにします。
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