【フランス学部留学】 Hors-DAP
2022年から1年間、語学留学としてフランスへ行きましたが、2024年の9月からはフランスの学部留学(hors dap)を申請し、無事ビザが下りたので進め方や注意点を書き留めたいと思います!
このnoteでは必要書類のリストアップはしていません。またあくまで私が申請したときのことなので、申請される際は必ずご自身でCampus Franceや大使館のサイトのご確認をお願いします🙏
○Hors-DAPとは
「交換留学ではなくフランスの大学に個人で留学したい!」というときに使う制度がDAPもしくはHors-DAPです。DAP→学部1年目、Hors-DAP→学部2・3年目、修士・博士という分け方です。
○Etudes en Franceの申請
語学留学でも学部留学でも、Etudes en Franceでの登録は必須です。
例年、大学が始まる1年前の10月から応募ができるようになります。(例えば、2024年9月から留学を計画しているときは2023年10月から応募できるようになります)
DAPとHors-DAPでは締切に若干の差がありますのでご注意ください!
私のときは、Etudes en France上での申請が1月末まで→面接が3月末まで(結局4月半ばまで伸びました)→大学からの合否が4月末まで(こちらも5月半ばまで伸びる)→大学の選択が5月末まででした。
(しかし、Campus Franceが長い休みになっている年末に、サイト上に書類がアップデートできないというエラーが申請者の大多数に起こりました…もちろん休み明けの対応で、必要書類をメールに送るという形になりました。)
期限を書き出してみると意外と時間があるように思えますが、書類集めや申請は早めに進めましょう!
必要書類を割と揃えるのも一苦労です。(高校の卒業証明書・成績証明書を載せる際、英語かフランス語しか許可されていません。私の高校は英語版を取り寄せたら2週間近くかかりました)
加えて、語学試験の証明書は受取までに時間がかかりますので注意が必要です。
さらに、どの留学の仕方でもフランス語での志望動機が必要です。必ず添削を受けたほうが良いのでそれにかかる時間も考慮に入れましょう。
私は大学にいるフランス人の先生にお願いしましたが、かなり訂正をもらいました…
フランス語の添削は日仏協会などが行っているので、お金はかかりますがそのようなサービスを使うでも良いと思います!
私は日本の大学入学→語学留学→帰国→その年の後期と次年度の前期まで大学に通う→フランス学部留学と在学中に2回留学することになるので履歴書を書いたほうが良いとCampus Franceの方に言われました。
フランスの履歴書(CV)は決まったフォーマットはなく、1回目の留学の際に作ったものをそのまま流用したら「ミスが多くわかりづらいので直してください」と言われました…
ネットにフォーマットは多くありますので形式をまねる→自分用に高校からの学歴と職歴(いるのかどうかわかりませんが)を書きました。
また、実際にフランスで職探しする際には顔写真はいらない(かも?DELFの題材でもよく見かけますが、les discriminations à l'embaucheを避けるために載せなくてよいみたいな話があったきがします)と聞きましたが、大学入学用のCVなので私は顔写真を載せました。
以降は、12月末にEtudes en France上で申請→承認される→お金振込→面接予約でした。
○Campus Franceでの面接
DAP・Hors-DAPの場合は、語学留学のような面接ではなく学業計画等かなり詳細に聞かれます。フランス語でのプログラムの場合はフランス語、英語の場合は英語での面接です。
私の場合は「なぜまたフランスへ行くのか、何を学びたいのか、7つプログラムを志望しているが第一希望はどこなのか」など質問されました。フランスで学ぶ理由が明確であれば、問題ないと思います。(たとえ大学で学んだことと違う内容のプログラムを志望していても、その動機がきちんと説明できれば大丈夫だと思います!)
また、(あくまで私の場合ですが、)面接官は愛想が皆無だったのでかなり圧迫感はあります💦嫌味っぽいことも言われますが、「向こうはこういう態度とることも仕事なんだな〜」と思って乗り越えましょう!!!怯まずに受け答えすれば大丈夫です。
1番嫌だったのは「もし仮に合格が出なかったらどうするんですか?」という質問でした…フランスに行きたいという熱意を伝えたほうが良いと思い「落ちてしまったら語学留学に切り替えて、聴講生プランで大学の授業に参加したい」と言いました。全員に聞いているかわかりませんが、心配になったのでやめてほしいです。
○語学試験について
私は文系で特に文学を専攻しています。学部留学のためには、DELF B2が必要ですが、可能ならばDALF C1を取得したほうがスムーズに進みます。
私はB2までしか取っていませんでした。もちろん、B2までで出願できるプログラムも多くありますが、人文系だと「B2がマスト、C1が望ましい」と書かれている場合が多いです。合格は出ましたが、「C1を取っておけば合否の心配度が下がったな」と思いました。(といってもC1がかなり難しくて能力が全然追いついていないですが…)
合格とビザ申請
私は1月半ばに面接を終え、1月終わりにはCampus Franceの審査が終わりました。おそらくこの審査のあとに、Campus Franceから出願校へ私の情報・志望動機が送られたのだと思います。
そして、2月半ばごろに志望した大学の1つから合格をいただきました!!!
こんな早く出ると思っていなかったのでとても嬉しかったです。
「これで他全部落ちてもここ行ける!」と精神的に楽になったのが大きかったです。学校によるかもですが出願が早い場合、合否が早く決まるところもあると思います。(結局この大学にはいかないことに決めましたが)
早めに合否がわかると家を探しやビザ申請の手続きも早く動き出せるのでおすすめです!
結局、7つのプログラムに出願して結果は5勝2敗でした。1番行きたかったところは合格が出たので良かったですし、落ちた2つも語学力が足りないというのが理由だったので納得の不合格でした!
行く大学を選んだらビザ申請に入れます。選んだらEtudes en France上で受け入れ許可書が出来上がるのでそれを持ってビザ申請です。
私が以前留学したとき(2022年9月)はオンラインの申請、手書きの申請どちらでもOK(だったはず)でしたが、今はオンラインで進めなきゃいけないみたいです。
France-Visaというサイトで情報を入力して申請するとPDFが出来上がり、それ+サイトにアップした他の申請書類の原本を大使館に持っていくという手順です。
私は8月末出発予定で、5月半ばに6月上旬の日付で予約を取りました。(ビザは3ヶ月前から申請可能です)書類を全部集め終わってから予約を取るのではなく、集められるであろう日時に先に予約を取っておくことを強くおすすめします!!!!
私が予約した際にはまだ空きがありましたが、ビザ申請の予約は非常に!!!取りにくいです。交換留学の人は(確か)水曜日の午前中に専用の枠が設けられますが、個人留学の人にはこのような優先枠がありません。
ギリギリでビザが出る、渡航日よりあとにビザが出るなどがないように早め早めに逆算して動きましょう!!!!
◇経済証明、住む家の証明について
私は以前留学した際は、自分の口座で証明書を出しましたが、今回は母の残高証明書で提出しました。(第三者が保証人になる場合のパターンです)
保証書(留学する人物との関係、保証人の住所、サイン等が載っているものです。調べると出てきます!)、1ヶ月以内の残高証明書、保証人のサインが載った証明書(パスポートが1番良いと思います)のコピーの3つが必要です。
以前どこかで、海外でも使える銀行の残高証明じゃないとだめ!というのを見たのですが、私は前回も今回もゆうちょ銀行の証明書で問題ありませんでした。(他の銀行だと残高証明に1〜2週間かかると聞きましたが、ゆうちょだと支店にいってお金払ったら円建て・英語の証明書その場で出してくれます!)予約日に間に合うように計画的に書類を準備しましょう!
家の証明は、決まっていない場合はホテルの情報・予約完了の紙等でOKのようです。私が以前留学したときは最初ホームステイをしていて、その方に証明書お願いしたのですが「まだ住んでいないのに出せない」ということで証明書をもらえませんでした。結局名前と住所だけ書いて提出しても何も言われませんでした。(ビザも問題なく下りました)
今回は住む家の方にお願いしたら「この人は◯月◯日から私の家に住みますよ〜」という内容の証明書とその方のパスポートのコピーをいただけました。ですが、大使館に行くと「公共料金の支払い書」が必要と言われました。
大使館には不足書類はPDFでメールすればOKなようなので、住む予定の家の方に書類をもらい提出しました。すでに家が決まっており証明書ももらえる方はこの公共料金の書類についても要注意です!(寮とかだとまた違うと思うのでご確認ください)
以前語学留学で申請したときは4週間くらいかかってビザが下りたのに今回は4日でパスポートが返ってきました。
早すぎて却下されたのかヒヤヒヤしましたが無事下りていました!以前申請したことがあるため情報が残っているのか、ギリ繁忙期じゃなかったのかわかりませんが、心配事が消えて良かったです!!
最後に
長くなりましたが、昨年の10月から留学のためにやってきたことをまとめました。
すでに書きましたが、期限に余裕があると思っても早めに準備・申請したほうが良いです!!!
このnoteを書いている2024年6月27日現在、ビザ申請の予約は早くていつ取れるのか確認しましたが、一番早くて8月15日です。9月から大学が始まる、8月末に出発するとなればかなりギリギリになります。本当に本当に早めに予約しましょう!!!
大使館もCampus Franceも国の機関です。早く対応してくれるわけがない、という気持ちで先取りでやるべきことは終わらせましょう!!!
読んでいただきありがとうございました🌟
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